内容説明
自遊高校に通う高校二年生の桜咲は「演劇部のエース」と呼ばれていた。そんな彼女の前に「自分は名助手」と公言する小林新という少年が現れる。新は自遊高校で事件が起こることを予言するが、もちろん、そんな事は信じられない咲。ところが、実際に学園では事件が次々と巻き起こり、その容疑はクラスメイトである亜美や灯に降りかかる…。正義感が強い咲は、事件を放っておけなくなり、クラスメイトの灯と共に名探偵となり、事件解決に走り出す!果たして犯人は誰なのか?驚愕の結末に、いろんな意味で話題騒然!?第三回トクマ・ノベルズEdge新人賞受賞作品。
著者等紹介
夏寿司[カズシ]
徳島県出身。『トリック・ソルヴァーズ―哀しみの校歌』で第三回トクマ・ノベルズEdge新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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春々音(すずね)
3
ツッコミどころが多すぎて困る作品。あえてお約束を破ってきた犯人はまだ許せるけど、黒幕の設定がむちゃくちゃすぎて何ともいえない。咲の友人、亜美がちょっと怖い。いつかこの子が敵にまわるんじゃないかという気がしてならない。2015/08/10
schizophonic
0
古典的なトリックをふたつほぼそのまま使用しているのだが、これまた古典的なあるトリックとのまるで予想もしなかった組み合わせに驚かされた。そのための伏線はぎこちないのが玉に瑕。大して意味もないと思われた設定が重要な役割をになっていたり、これで伏線さえしっかり張っていたら、手放しで褒めてあげたいところ。2012/04/10
紙魚
0
週刊少年誌のミステリー漫画をそのまま再現したような小説。妙なわざとらしさが鼻につく。2012/04/07
アオイ
0
きらいじゃない。なんか不思議な魅力がある作品。イラストかわいい。2011/10/14
tooka
0
終始、シーンのメリハリがついているのはいいところ。ミステリとしては首をかしげる。2008/06/18