Tokuma novels<br> 黄泉津比良坂、暗夜行路

Tokuma novels
黄泉津比良坂、暗夜行路

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  • サイズ 新書判/ページ数 346p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784198504496
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

ぐおぉーんと、寂寥たる闇を震わせて、不気味な鐘の響きが山中を貫いた。絶対、鳴らないといわれ、もし鳴るようなことがあれば『この世が終わる』と伝えられた不鳴鐘が突然、大音声で鳴り響いたのだ。鐘堂に駆けつけた天主家の人々の前に、また新たなる悲劇の幕が上がった。着物を着た人間の膝から下の部分が釣り鐘の中からぶら下がっている。庭師の秀夫だった。突然吉原より呼び出された朱雀十五、因縁の地、神岡山の聖地、天主家の館に再度、乗り込むことに…。いよいよ、事件は因習と血塗れの大迷宮に。全ての謎は解かれるのか。『黄泉津比良坂、血祭りの館』完結篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たち

26
面白かった~。大変読みごたえがありました。もう、犯人なんかどうでもよくなって、ひたすら館のカラクリが楽しくて楽しくて、堪能しました。この館を作った安道の執念の凄まじさ、というよりは、作者の藤木さんの素晴らしい創造力と知力に感服致しました。2017/07/20

藤月はな(灯れ松明の火)

10
「おお、本当にすごい!!」と読了後、ほうっと息を漏らしました。今までの謎の真相や壮大な事実が解明されていく過程に必死についていきながら驚嘆で舌を巻かずにはいられませんでした。2010/08/20

makersat

6
初藤木稟作品。読了済みの方はお分かりかと思うが、本書を単独で初読みしても置いてけ堀感が半端ない。シリーズ物な上に、本書は上下巻の下のご様子。表紙に書いといてくれ。そのような状況であるため、意味不明な箇所が多々あり、何とも言えない気分だ。面白いか面白くないかと尋ねられれば、面白いと応えるが…… 薀蓄部のベクトルは個人的に合っているし、事件の裏にある壮大な謎も興味深い。朱雀の博覧強記ぶりは引くレベルであったが、律子の読者寄りの視点で緩和されており、探偵と助手の魅力は充分。シリーズの他作品も読んでみたい。2015/06/30

みっくん

4
完結編。この人の話はタイトルでは順序が分からない物が・・・。ちょっと読者には不親切。昔々に読んだ読み返しなのですが、やっぱり朱雀が今ひとつ好きになれない。柏木さんがいると中和されるんだが。京極堂ほどウンチクを聞いていたい気分になれないのが原因か? とりあえずミステリーというよりパズルっぽいです。2017/08/22

shino

4
華子の存在が気になる……。2013/05/31

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