内容説明
無気力・無感動・無反応…。謎のウイルスＩＤＶに感染した者に共通した症状はゾンビー・シンドロームと呼ばれ、全世界的規模で蔓延しつつあった。人類の遺伝子に潜む“神話”を破壊せんとするこのウイルスへの対抗策を握るのは、北海道Ｕ市での生物災害を生き延びた双子の姉妹、アスカとハルカだけである…。これは、遺伝子の人類に対する逆襲なのか？物語は十三年前同様、Ｕ市の『爆心地』に収束する。
感想・レビュー
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朱音
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題名から９．１１の現場を想像してしまうのだが、これはその話ではない。もともとground zeroとは爆心地 という意味で、この本はその本来の意味通り。題材とされているのは核ではなく「バイオハザード」。人間の精神を冒す感染症、っていうのは新鮮。どうも劇画的、あるいはゲーム的な展開だ、と思ってたらもとは漫画の原作を基にしたもの、だったらしい。漫画にして読みたい感じだ。読後感は悪くないが、途中でぽつん、と読者を置いてきぼりにしてるような印象を受けるのは辛いかな。こういうストーリーの時は最後は救いが欲しい。2002/12/22
depo
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図書館リサイクル本。2020/08/06
