出版社内容情報
イメージボード、背景画など、「思い出のマーニー」の美術素材を多数収録したアート&メイキングブック。
映画「思い出のマーニー」制作のために描かれた、数々のイラスト素材を収録したアートブック。監督の米林宏昌によるイメージボード、作画監督の安藤雅司によるキャラクター設定画、美術監督の種田陽平による美術イメージボード、美術スタッフによる背景画および美術ボード、そして場面スチールによる名場面の数々。米林、安藤、種田ほかメインスタッフへのロングインタビューにより明かされる映画制作裏話の数々。アフレコ用完成台本も併せて収録した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
S 2
7
皆さんご存知スタジオジブリの設定資料集。すっきりとしていながらも密度の濃い絵は流石ジブリと言ったところ。あと金髪美少女への妙なこだわりを感じる…2018/08/13
さゆりん@fumopuri
5
(と)違う区の新刊コーナーにて貸出。 大きくて重い本だから貸出ではなくその場で閲覧しようかとも思ったが、美しい絵と台詞の数々をじっくり読みたくて。小説も映画もみていないので、思いきりネタバレな内容だけど、この本を読んだことで原作と映画の違いとか映画の出来るまでが良くわかり、これから見る映画も(レンタル予定)原作本も楽しみになった。2014/09/12
参謀
3
ジブリは背景はやはりキレイですから、このTHE ARTシリーズは要チェキです。映画は個人的には中の中ぐらいでしたが、背景もそんな感じでしたね。もちろんジブリなので表現が細かいんですが、「マーニー」では舞台が湿地なのと、主人公杏奈の心情からか薄暗い背景が多いんですよね。だからかそれらを見てもあまり感銘を受けませんでした。でもこれだけ見ても背景は数多く書かれ、これに動画を加えると本当にすごい枚数を書いてアニメができあがるんだと改めて思いました。他の宮崎作品の初期のものは見たことがないのでぜひ見てみたいですね。2014/12/01
ぎお
1
美術監督が実写畑の種田陽平さん(三谷幸喜作品などで有名らしい)ということが最初の衝撃。アニメ作品での美術監督は初めてのようだ。その影響は至るところに現れているようで、制作現場の裏話がかなり面白かった。背景画もいくつかはまるで西洋絵画のような出来栄えで素晴らしい。今までのジブリ作品とは違った感じが新鮮だった。2014/09/18