内容説明
“ミステリは、深刻このうえない殺人の話を、楽しみながら読めるものにしなければならない。洗練されたユーモア感覚とウィットという知的活力がそれを可能にする”という著者が、クリスティからシムノン、アイリッシュ、マクベイン、ル・カレまで縦横に論じる当代一流の欧米ミステリ論。日本のミステリの夜明けから付き合ってきた詩人にして初めて成るミステリ・マップにファンからマニアまで脱帽。決定版。
目次
序詞 死体にだって見おぼえがあるぞ
第1章 ぼくとミステリ
第2章 ミステリは特別料理
第3章 ぼくの好きな料理
第4章 ミステリのすすめ
跋詩 凹孔(クレーター)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
go
3
基本のミステリ入門という感じでおもしろく読んだ。まだ読んでない名作もあるから、注文した。田村さんは日本の作家だと松本清張の短編中編が良いと言っていたのは意外だった。清張は暗いイメージがあるけど、やっぱり洒落た作家ですよね。2019/05/19
go
2
再読。主に風呂で読んだ。ミステリーもっと読みたくなるね。まだ名作読んでないの多いからな2021/06/18
🦐🍴💓🥑
1
詩人、田村隆一が翻訳をやるまでの経緯や、海外のミステリー作家の紹介、代表的なトリックや動機のパターン分析などについて書いています。詩とミステリには、意外性と飛躍という共通点がある、と述べているのが面白いです。2018/01/13
慧
0
★1/22003/09/02