内容説明
俺にはダウンタウンの底辺でうごめく強力かつユニークなダチ公がいる。口はからっきしだが腕は無類の音無しマックス。孤独な巷の天才発明家、モグラ。「完全な女」になるのが夢の男娼、ミッシェル…といった面々に総動員をかけ、フラッド嬢の依頼に応えるべく、コブラのいぶりだしにかかったのだが、横合いから南アへの武器密輸の話を持ち込まれて…。まったく、一筋縄じゃいかないぜ、今度のヤマは。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NICK6
5
上巻では想定している悪玉がいまだ目前に登場しなかった。下巻は加速してむごたらしい悪行が判明。その怖さと警戒感が急速に増大する様子が丁寧に描かれる。しかし、読者としては、もうっ早くご登場して欲しいと気が急いでしまうのだ。さて。復讐心がメラメラの女格闘家と探偵バークとの警戒温度差、微妙に拡大して、ストーリーにいい感じのスパイス振りかけ。この辺、極上の恋愛&確執バトルに化学反応するから面白くてしょうがない。ヒップな仲間たちとの共同戦線が、コンゲーム的なノリで、悪の炙り出しもホント、アッタマEー!。2023/09/23
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