内容説明
釣れた魚では面白くない。釣った魚こそ釣りの醍醐味。むずかしい魚ほど、釣り甲斐があるというもの。落語歴より釣り歴のほうが長いという江戸っ子の金馬師匠が、四季折々の魚釣りの極意から、旨い食い方、道具、餌、釣場の話まで、川柳、小噺を調味料にうんちくを語ってくれる。初心者も釣天狗も、釣ったつもりの魚を肴に、思わず一杯やりたくなる釣談義の数々。釣りの妙味と奥深さを語る極上の釣りエッセイ。
目次
釣ってから食べるまで(ワカサギ;ヤマメ・ハヤ・ヤマベ;アジ;ハゼ)
ところ変われば釣変わる(道具の話;餌の話;釣場)
竿1本の喜怒哀楽(競争釣;釣と迷信;ゲテモノ釣;釣友今昔)