内容説明
「とうとうぼくは天山へ登った。そして天池の畔りに立っている。これでこの旅の目的は達した」―名作『天山を越えて』で推理作家協会賞を受賞した胡桃沢耕史が40数年ぶりで天山を訪れた。北京から西安、蘭州、酒泉、敦煌、トルファン、ウルムチとシルクロードを経て、ついに思い出の天山に辿りついたのだ。気鋭のカメラマン正木信之と組んだ渾身のシルクロード紀行!徳間文庫書下し特別作品。
目次
ロマンを求めて
北京での第1歩
西域への出発点、西安
西域との接点の町、蘭州
砂漠の町、酒泉
敦煌の中秋明月
地下150メートルの町、トルファンへ
天山の山中で
シルクロード・グラフィティ(料理アラカルト;中国は多民族国家;おもしろグッズ)