内容説明
歴史とは何だろう?それは私たち人間の営みのすべてにわたる厖大な集合意識と集合無意識とが入りまじった混沌の海だ。その歴史の海の表層を「古事記」「日本書紀」をはじめとする、いわゆる正史が流れる一方で、その奥深くを潜行する巨大なもう一つの歴史の流れがある。何か?それが「古史古伝」である。この一群の古代史料こそ、太古の権力抗争に敗れた側の歴史であり、また体制から疎外された人々の密かな継承でもある。この知られざる伝承が、いま、歴史を闇から告発する。
目次
古史古伝の「海」に挑む
正史に抗う古史古伝
古史古伝それぞれの謎
古史古伝の神々
古史古伝を彩る謎の人物
古史古伝の大異変史観
古史古伝の時間・空間意識とユダヤの影