内容説明
私、鈴本芳子、20歳。4億の遺産を受けつぎ大邸宅に住み、トンネルでつながった、ある精神病院の第9号棟の奇妙な住人たち、シャーロック・ホームズ、ダルタニアン、エドモンド・ダンテスと名乗る人たちと「探偵業」を営んでいる。ある日、イギリス人女性を名乗る日本人があちこちにあらわれる希代の事件について検討会を開いた。それらの人名は100年前、ロンドンで5人の売春婦を次々に切り刻んだ〈切り裂きジャック〉の被害者なのだ。彼女たちに危機がせまる。よみがえった殺人鬼と華麗なる探偵たちの華々しい対決!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aoko
2
「華麗なる探偵たち」の第2弾。自分をルパン、ホームズ、ダルタニアンなどと信じている9号棟の入院患者たちが、切り裂きジャックの事件の被害者を名乗る女性たちが関係する殺人事件の解決に携わる。事件はあちらこちらに伸びていき、ついていくのが大変だったけれど、文体が読みやすいのでするすると読める。読んでいる間は楽しいけれど、読み終わって振り返っても結局殺人事件が何件で、犯人が誰だったか思い出すのが大変。2024/08/26
二分五厘
0
1986.12.9
ipusiron
0
1996/4/16読了