内容説明
大いなる宇宙意識フロイと“光の女神”の逢瀬―今、救世主誕生の謎が明らかとなる。シナリオノベル幻魔大戦。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つきかげ🌙
37
登録4人か・・・東三千子が終末期のニューヨークにルナ姫に会いに行く話。幻魔大戦20巻を読んでいることが前提。上巻がシナリオ形式だったのに比べ小説形式になっていて読みやすかった。幻魔大戦では宗教団体の内紛やら分裂やらでよくわからないままぶつ切りで終わったが、本作では世界の破滅がきちんと(?)描かれていた。幻魔大戦読んでいた人には懐かしく感じられるだろう。それ以外の方にはおすすめしません。2019/05/17
山口透析鉄
29
紅白歌合戦を見るのも何だしなぁと、大晦日に上下巻を一気読みしたのをよく覚えています。 上巻の続きを書くと、これ、平井和正氏の熱心な読者と、反社会的カルトの熱心な信者、紙一重の差もないのでは?と疑問を感じたこともあり……氏も自らの信仰について真摯に振り返り、じっくりと構想を練り、好きな山本周五郎氏の小説みたいな文学作品を残していたら遠藤周作の「沈黙」等みたいな傑作を書けていたのでしょうが、要はそこまで小説家としての力はなかったのでしょうね。 氏がその後の一連の事件をどう見ていたのか、聞かずじまいでした。1986/12/31
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- 和書
- 1989年時祷詩集