内容説明
裏文化、遊び文化の中の子どもたちは、どの子も生き生きしている。活動がダイナミックになっていく。学級が活性化する。「動的係り活動」は子どもの裏文化、遊び文化を係り活動として学級にとり入れていこうとする一つの試みでもある。動的係り活動をとり入れると学級に次のような変化が見られる。(1)子どもたちだけでどんどん活動する。(2)学級会が活性化する。(3)遊びが広がる。(4)様々な集団がつくられる。(5)係り活動を楽しいと子どもが言う。本書では、どのような手立てで「動的係り活動」を組織していくのかをいくつかの原則を元に述べている。
目次
1 「動的係り活動」を始めよう(「これやりたいな」「うん、やろう」がスタート;係りの計画を立てよう;学級全体に提案しよう ほか)
2 係り活動が遊び文化をつくっていく(仲良し集団から目的集団へ変化していく;子どもの「やりたい」をできるかぎり公認しよう)
3 係り活動から学級全体のイベントへ(動的係り活動は小さなイベントである;学級最大のイベントに取り組む―向山氏の実践を追って)
著者等紹介
馬場慶典[ババヨシノリ]
1965年北海道美唄生まれ。1987年北海道教育大学岩見沢校卒業。1999年北海道別海町上風蓮小学校勤務。共著に『ドラマを創る学級づくりの演出 小学4年』(明治図書)
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