目次
1 論理的に考え、表現する力を育てる―形式的、画一的な説明的文章の学習指導過程からの脱却
2 楽しく、力のつく学習活動を見出す―「教材の特性に応じた多様な学習活動を設定するための要素構造図」をもとに
3 楽しく、力のつく学習活動を取り入れた授業の実際(一年「じどう車くらべ」(光村)―文章との距離を縮める活動を位置づけた授業
二年「ビーバーの大工事」(東書)―表現のイメージ性に着目しながら題名の意味を具体的に追求していく授業
三年「くらしと絵文字」(教出)―抽象と具象を結ぶ読みを促す授業
四年「体を守る仕組み」(光村)―述べ方の順序性に着目し、段落相互の関係を読む授業
五年「大陸は動く」(光村)―筆者・読者・文中人物に着目した授業
六年「二十一世紀に生きる君たちへ」(大書)―総合的なものの見方や考え方を育てる授業)
4 説明的文章の学習指導過程の実態はどうなっているか
5 学習指導過程の改善に向けて
著者等紹介
吉川芳則[キッカワヨシノリ]
1960年兵庫県生まれ。神戸大学教育学部初等教育科卒業。兵庫県社町立三草小学校に4年間勤めた後、兵庫教育大学学校教育学部附属小学校に移り、現在に至る。その間、兵庫教育大学大学院修士課程言語系コース(国語)修了(1997年)。全国大学国語教育学会、日本国語教育学会、国語教育探究の会、国語教育研究会「凱風会」等、会員。兵庫教育大学非常勤講師
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