内容説明
「黄金の3日間」とは始業式からの3日間を言う。この時だけは、子どもは素直で、いい子で、教師の言うことによく従う。この期間に「集団のルール」「学習のしかた」など、必要な学級の仕組みを作ることに全力をあげる。
目次
1 1年生―理科好きにする黄金の3日間
2 2年生―知的な授業を行う黄金の3日間
3 3年生―中学校最後の黄金の3日間
4 春休み―黄金の3日間の前にはこれを準備しよう
5 黄金の3日間を支える片々の技術10
6 中学入学時・基礎学力調査
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えぬ
2
新年度の最初の3日間で一年の授業が決まる。 そこには理科の楽しさを伝えるだけでなく、理科の授業のルールを徹底させなくてはならない。また、意欲を高めなるだけでなく、学習のシステムを確立しなくてはならない。 来年度から、新任で教員となる自分にとって様々な実践と狙い、理科教師としての心構えがぎゅっと凝縮された本書は多くの気づきと学びを与えてくれました。 何度も再読していきたい一冊です。2012/02/08
T.E
0
「理科は感動だ!」これを伝えていくために、黄金の三日間で行う内容は、充分に考え抜かねばならない。理科授業のルール・学習システムをここでしっかり定着させなければ、その後の授業に支障をきたしてしまう。本書では、黄金の三日間にて行う実践の中でも、特に効果のある実践が分かりやすくまとめられている。「理科室経営」に力を入れること。「教科通信」を発行すること。逆転現象が生じるような発問をすること。理科は、不思議を探究する実践の宝庫だ。ますます理科教師への憧れが強くなってきた。 もっともっと、学んでいこう。2012/01/26