内容説明
著者は、子どもたちに算数の学習を通して、数や図形に心を揺り動かすことのできる感性を磨きたいと願い、また日々の授業を通して、筋道を立てて考えることのできる思考力や表現力を身に付けたいと考えます。また教師に対しては、算数を通して未来に生きる子どもたちをいかに育てるかという視点に立ち、目標分析を先行する教材研究のあり方を推進したいと考えます。本書は、「人間力」を育てる新算数科授業の展開を、9つの実践例を挙げ、学び合う授業のあり方と確かな個を育てる活動を中心にまとめています。
目次
第1章 提案「集団で学ぶことを通して、確かな個を育てる」―学力向上への挑戦(学力向上に向けて;学力向上に向けた校内研修のあり方)
第2章 実践編―学び合う授業(第1学年 あわせていくつふえるといくつ;第2学年 かくれた数はいくつ;第3学年 べつべつにいっしょに;第3学年 わり算;第4学年 大きな数 ほか)
著者等紹介
矢部敏昭[ヤベトシアキ]
1955年生、東京学芸大学大学院数学教育学専攻修了、現在、鳥取大学地域学部教授、附属学校部長、附属中学校校長。1985年から1986年かけて米国インディアナ大学へ留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。