内容説明
算数学力を確実にするのは、説明させることだ。そのためには、短文を積み重ねる、まず、つぎに、よって、という接続詞を使う説明の文章の型を教える、定義を入れる。と著者はいう。その型を具体的なノートなどで紹介しながら、極意を語るわかりやすい1冊。
目次
1 説明させる算数 6年生(これから問われる算数の作文力;これから特に求められる学力「説明する力」;達意の作文力を培う―算数編)
2 説明させる算数 5年生(算数で培う作文力;小数の計算のしかたを考える「作文」;説明する算数―三角形の3つの角を使って ほか)
3 説明させる算数 3年生(算数“形をしらべよう”で定義を活用する練習)
4 河田学級子どもの実物ノート 6年生
著者等紹介
河田孝文[カワタタカフミ]
1964年5月6日生まれ。1988年山口大学教育学部卒業。1988年教育技術法則化運動に参加。2010年現在、下関市立桜山小学校に勤務。TOSS授業技量検定6段。TOSS道徳教育研究会代表。教育サークルTOSS/Advance代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あべし
3
算数の力をより高めるための指導法。子どもに算数の方法や考え方を説明させたいのであれば、まずは基盤となる基礎学力を徹底せよ、というのが主張のように感じた。どれも納得のいく内容であった。 子どもが説明できるようになるためにも様々なやり方がある。定義を活用する。定義を理解する。定義を具体化する。作文に慣れさせる。分かりやすい説明を判別し、よい説明の型を身につける。子どもたちの実際のノートも掲載されており、憧れを抱く。 河田先生の算数のじゅぎょうをそのままトレースして、新学期からの算数の授業をしていく。2020/04/05
Musica
0
実物ノート2013/08/22