内容説明
算数・数学教育の研究や実践を行うにあたっては、専門用語の意味をきちんと押さえることが必要となる。そこで、それらの用語を解説した辞書的なものが求められる。しかし、算数・数学教育の専門用語を説明した本は意外と少ない。本書の旧版(1981年初版)はそうした状況を踏まえて、当時における数学教育学の成果に基づき、算数・数学教育の研究・実践の推進を意図して企画・出版されたものである。しかし、初版から約20年の歳月が流れ、その間、数学教育学は質的にも量的にも大きな発展を遂げてきた。また、学習指導要領も時代の変化や要望に基づき、改訂が重ねられてきた。それにともない、算数・数学教育は実践面においても様々な改善がなされてきた。本書は、こうした動向を踏まえて、旧版を全面的に書き改めたものである。
目次
1 基礎(認識、歴史、研究団体)
2 目的、カリキュラム
3 方法(教授・学習方法、コンピュータ、評価)
4 数、量、式の指導
5 関数、図形の指導
6 確率・統計、集合・論理の指導
著者等紹介
中原忠男[ナカハラタダオ]
1943年山口県下関市に生まれる。山口大学教育学部助教授を経て、現在、広島大学教育学部教授、博士(教育学)
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