社会科教材の論点・争点と授業づくり
“情報化社会”をめぐる論点・争点と授業づくり

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  • サイズ A5判/ページ数 148p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784184563193
  • NDC分類 375.3
  • Cコード C3337

内容説明

“情報化社会”という言葉が使われるようになって、既にかなりの年月が経ちますが、最近のIT革命の波は、さらに新しいそして巨大な情報化の波をもたらしています。社会が情報化するとは、具体的には何が、どうなることでしょうか。情報化することによって社会はどう変わるのでしょうか。私たちの生活はどう変わるのでしょうか。情報化したら、本当に私たちはより豊かな情報を獲得し、それがよりよい判断に結びつくのでしょうか。本書では、このような疑問に答える社会科授業づくりを考える場を提供します。

目次

1 “情報化社会”をめぐる論点・争点と社会科授業(社会の情報化と社会科の役割;「情報化」を視点としてとらえた現代社会の特質と問題;“情報化社会”をめぐる論点・争点の社会科における取り扱い)
2 “情報化社会”におけるインフォメーション・リテラシー(“情報化社会”の新局面;“情報化社会”の所産;“情報化社会”の問題点;インフォメーション・リテラシー;「ネチズンシップ・エデュケーション」へ)
3 “情報化社会”が可能にする社会参加―障害のある人・高齢者の自立と支援(“情報化社会”が生み出す格差;“情報化社会”の中で変わる障害観;“情報化社会”における権利擁護;情報へのアクセス;情報化による支援と社会参加)
4 “情報化社会”をめぐる社会科授業(「情報のタイプとネットワーク」の教材化―情報の背後にある価値観に対して社会科学習はどうあるべきか;「表現・報道の自由とその限界」の教材化―新聞活用教育の可能性とその限界;「国民の知る権利と政府情報へのアクセス権」の教材化―情報は誰のもの?知る権利と情報公開制度;「社会権力としてのマス・メディアとメディア規制」の教材化―メディアは信用できるか?;「メディア依存と生活空間の矮小化」の教材化;「経済システムにおけるマス・メディア」の教材化―小単元「テレビの広報番組は必要か?」の場合)
5 “情報化社会”の授業づくりに役立つ資料(“情報化社会”をわかる3つの視点;「“情報化社会”そのものがわかる」授業づくりに役立つ資料;「“情報化社会”と個人との関係がわかる」授業づくりに役立つ資料;「“情報化社会”のあり方を考える」授業づくりに役立つ資料;その他の参考文献)

著者等紹介

棚橋健治[タナハシケンジ]
博士(教育学)。1957年生まれ。千葉大学教育学部附属小学校、同中学校、千葉県立千葉高等学校、広島大学教育学部を経て、1986年広島大学大学院教育学研究科教科教育学専攻博士課程後期単位修得退学。鳴門教育大学学校教育学部助手、講師、助教授、広島大学教育学部助教授、広島大学大学院教育学研究科助教授を経て、2004年広島大学大学院教育学研究科教授
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