縄文の生活誌

縄文の生活誌

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  • サイズ B6判/ページ数 358p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062689014
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C0321

出版社内容情報

講談社がカネタイコでうりだしたばかりの「日本の歴史」(全二十六巻)の二冊目で、まだ書店の店頭に平積みされているところにこの事件にぶつかった。なにが問題かというと、この本の第一章が、全面的に藤村のデッチ上げ石器発見に依拠し、藤村の「業績のすごさを」讃美する内容になっているからだ.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』358頁、より)

内容説明

五千五百年前、三内丸山ムラには、五百人近い人びとが、食料を栽培・貯蔵する技術を持ち、自然の恵みとともに生きていた。衣食住から生と死まで、等身大の姿を「物語」をまじえて再現。

目次

第1章 「原人」たちの秋―前・中期の旧石器時代
第2章 「新人」たちの登場―後期旧石器時代
第3章 縄文文化の成立
第4章 三内丸山遺跡の生活誌
第5章 関東・中部地方の縄文集落
第6章 縄文人の一年―前・中期定住社会の生活基盤
第7章 縄文人の一生―生と死と祈りの心情
第8章 大規模集落の解体と祭祀的社会
第9章 「縄文時代の終わり」は、何を意味するか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

i-miya

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2013.03.05(再読)(改訂版前です)岡村道雄著。 2013.03.05 (副題)日本の歴史01。 (カバー) 5500年前、三内丸山ムラには、500人近い人々が、生きていた。 等身大の姿、再現。(岡村道雄) 1948生まれ、東北大学文学部卒、同大学院東北歴史資料館勤務を経て、現在文化庁文化財保護部記念物課主任文化財調査官。 専門は、日本の旧石器時代から縄文時代。 (参考図書) 第1章、 藤村新一。 第5章、 小林達雄。 第9章、 佐原真。 2013/03/05

i-miya

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2013.03.17(つづき)(改訂版前です)岡村道雄著。 2013.03.06 1995、宮城県築館町上高森遺跡。 60万年前の地層から、衝撃走る。 石器発見の名人、藤村新一氏、「ここだけ土が円く、柔らかい、小さな穴があるじゃないか」と言いだした。 石器が顔をのぞかす。 「なぜ一目から隠すように石器を埋めたのか、原人は」 慎重に竹串を刺して土の下を探る。 (写真)原人が埋めた石器、配色を考えたのか、色どりよく、美しく並べられてある(上高森遺跡) 2013/03/17

i-miya

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2013.03.17-2(つづき)(改訂版前です)岡村道雄著。 2013.03.11-2 この小さな五つの穴は、建物の柱の穴で、世界最古の住居跡と解釈する見方もある。 原人の使う石器、(1)小型のもの=メノウ、玉髄まど緻密な石材、尖頭器(スクレイパー)彫刻刀型石器。 (2)流紋岩、頁岩(けつがん)=丈夫で粘りのある石材、ハンドアックス、クリーパー、ヘラ状の石器で、50万年の間、変化なく、継続して使用されてきた。 2013/03/17

i-miya

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2013.03.18-2(つづき)(改訂版前です)岡村道雄著。 2013.03.17 (相沢忠洋青年、5年ほどまえ初めてこの地に来たときから細長い黒曜石の欠けら(細石刃)などを見つけていた)。 9時間かけて自転車で東京の学者へ知らせに走る。 当時、明示大学大学院生だった芹沢長介氏、このの重大さに気づき、杉原荘介率いる明示大学考古学研究室、秋に発掘を実施、「ハックツニセイコウセリ、タダタダナミダ」の伝聞、残す。 全国で類例探し始まる。 2013/03/18

i-miya

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2013.03.18(つづき)(改訂版前です)岡村道雄著。 2013.03.14 (1)一斗内松葉山遺跡(福島県安達町)。 (2)原セ笠張遺跡(二本松市)。 (3)袖原6遺跡(山形県尾花沢市)。 100万年前くらい遡りそうな地層から石器発掘。 今後西日本からも発見の可能性が高い。 ◎最古の文化を追い求め、「岩宿の発見」。 20年前の教科書、「日本の歴史は、約3万年前から始まり、約1.2万年前までを後期旧石器時代(先土器時代、岩宿時代)。2013/03/18

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