出版社内容情報
【目次】
内容説明
完全な言語化など存在しない。学習者一人一人の学びの「切実さ」をどう触発するのか?多様化する教室の中で本当に身につけるべき能力とは何か?「ことばを学ぶこと」に秘められたなぞに迫る!
目次
第1章 「言語化する力」を問い直す―学習者たちの「ことば」の姿から(Aさんの「ことば」―「能力」ゆえに見落とされる「ことば」;レポートの書けない大学生―こぼれ落ちる「能力」と失われる「義理」 ほか)
第2章 「言語化する力」を受け止める―「ことばにならない何か」から始めるために(Kさんの「ことば」―学習者をめぐる典型;卒業文集の「ことば」―六年担任の苦悩 ほか)
第3章 「言語化する力」と「能力」、そして「ことばにならない何か」(「書く」ことの根源的な不自由さと不自然さ;国語教育の「論理」を問い直す ほか)
第4章 これからの国語教育の話をしよう―「ことばにならない何か」とともに(「多様性」と「ことばにならない何か」;学校教育における「多様性」―矛盾した要求? ほか)
著者等紹介
佐藤宗大[サトウタカヒロ]
1992年栃木県生まれ。修士(文学)、博士(教育学)。中学校の修学旅行で見た鴨川の夕焼けをきっかけに、京都大学文学部に進学。どういうわけか哲学を専攻し、意地で修士にまで進み、街歩きにばかり詳しくなってなんとなく修了。バイトそのままに就職したものの、半年で退職し、地元で家庭教師などして人生の迷子になっていたころ、国語教育学に出会う。一念発起し、広島大学大学院人間社会科学研究科教育科学専攻教師教育デザイン学プログラムカリキュラム開発領域博士課程後期(長い)に進学。修了。日本女子大学人間社会学部教育学科助教ののち、現在、玉川大学文学部国語教育学科講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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