内容説明
本書典は、四十年以上に及ぶ文芸研運動において確立した理論と方法を実践者・研究者たちによって著された。序では、現在の教育情況に抗して運動を進める文芸研の理論と実践を述べ、さらに、西郷会長自らが、「関連・系統指導案」がどのように生まれたかを、また第一部は、国語科教育のねらいである認識と表現の力となる“ものの見方・考え方”の関連・系統指導のあり方を教材を通して実践的に解説。第二部は“西郷文芸学理論”“教育的認識論”を生かした授業理論を解説した。第三部は文芸研の研究の理論と実践の歩みと主要な文献リストをまとめている。
目次
序 国語教育の変革―ものの見方・考え方で確かな力を(ものの見方・考え方を育てる;関連・系統指導案はどう作られたか)
第1部 教育的認識論(幼児・小学校;中学・高校)
第2部 文芸研の国語科授業の理論と方法(国語科教育の目的と方法;国語科教育の関連・系統指導 ほか)
第3部 文芸教育協議会の理論・実践史(文芸研の歴史;文芸研・主要著作リスト)
著者等紹介
西郷竹彦[サイゴウタケヒコ]
文芸学者・文芸教育研究協議会会長
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