出版社内容情報
肉や魚の保存法、季節の果物仕事、「しかたがない」を「だから楽しい」に替え、ひとり暮らしを豊かにする人気料理家のキッチン術。
目次
ビタミンカラーの朝ごはん
疲れた日のごはん
ひとりぶんではなく、作りやすい分量で
作りおきをそのまま食卓へ
青菜をたくさん食べる方法
塩もみ野菜の魅力
甘みにはメープルシロップを
最高においしい肉の食べ方は?
蒸し鶏は奥が深い
究極の放っておき料理でごちそう〔ほか〕
著者等紹介
有元葉子[アリモトヨウコ]
イタリア料理や和食はもちろん、おいしくて美しく、野菜をたっぷりとれるレシピで定評のある料理研究家。インテリアや暮らしのスタイルにもファンが多く、雑誌やテレビ、お料理教室などその活躍の場は多岐に及ぶ。使い勝手をとことん追求したキッチンツール「ラバーゼ」を提案、またセレクトショップ「shop281」も好評。『料理は食材探しから』(東京書籍)でグルマン世界料理本大賞・食の紀行部門でグランプリ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よこたん
50
“めんどうだと思うなら、どうしたら簡単にできるか考える。くいしんぼうなら、残りもので二倍おいしいものができないかと考える。” そうそう。同じ食べるなら、ちょっとでもおいしく無駄なくちゃっちゃと作れたらいいなと思う。少しの量ではおいしく作れない料理もあるけど、人を呼んで一緒にっていうのもなかなか難しい。で、めいっぱい食べてしまう。いけませんね。季節のいちご・梅・いちじく・りんご・レモン仕事は憧れる。手間を楽しむ最たるものだが、作る過程でふわりと漂う匂いこそがごちそうなのだ。半端野菜の塩もみ、活用してみよう。2018/06/04
ぶんこ
46
一人暮らしでも食べる事に手を抜かないのはさすがです。この本の直前に足立さんのレシピ本を読んだばかりなので、お二人の違いが如実にわかりました。私は庶民的な足立さんに共感を覚えます。料理をお仕事にされてるからですが、毎日エプロンをクリーニングに出したり、布巾1枚6千円には仰天です。これはいいと思ったのは、固くても熟した桃は皮ごと食べる、ご飯を冷凍するにはラップをふわっとするでした。桃は固くても柔らかくても皮をむいていましたし、冷凍ご飯は薄くしてぴったりとラップしてました。2018/08/09
たんぽぽ
21
相変わらずご立派、おっしゃるとおりでございます。 キッチンを見回してため息。 まずは冷蔵庫の中をすっきり、風通し良くしないとなぁ。2018/03/28
鯖
20
一人暮らしでも丁寧に台所仕事ができる人をホント尊敬する。でもまあ、楽できるところは楽して、自分のしたいようにしていいんだよなあとも。いちじくの夏仕事とか、りんごの秋仕事とか、果物の○○仕事っていうエッセイのタイトルがとてもすき。早くイチジクの季節になんないかなあ。ジャムもコンポートも美味しいよね。夏の無花果仕事を早くしたい。 2019/06/01
ろび
14
ズボラになりがちな一人暮らしのごはん。読んでてもっと丁寧に楽しまなきゃと背筋が伸びる一冊。美味しい文章にやる気がむくむく湧いてくる。例えば『おいしいみそ汁のためならば』の章、取り方の簡単な説明に加えて、下記がこの一冊をよく表している好きな文章。”だしはものより、みそも具も、本当においしいと思えるものでなければなりません。これ以上ないくらい簡単なものだけど、じつはきちんと手間をかけている。シンプルな料理とはそういうものです。”2020/05/18