内容説明
今、全国の先生方がICTを使った道徳科の授業の工夫に取り組んでいます。ICTを使って「考え、議論する道徳科の授業をどうやってつくることができるか」―そのことに今、全国の小学校の先生方が、頭をひねっています。ICTには、一言でいうと、「見える化」と「共有」がしやすい、という大きな利点があります。ICTと「考え、議論する道徳科の授業」は相性がよいのです。その様々な工夫のしどころが本書には示されています。
目次
1章 ツール&ICTを使えば必ずできる!「考え、議論する道徳」の授業づくり(考え、議論するためのツールの必要性とICTの活用;ツール&ICT活用の面白さ・楽しさ)
2章 活用方法がすぐわかる!考えるツール&議論するツール&ICT(考えるツール;議論するツール;ICT)
3章 考えるツール&議論するツール&ICTでつくる新授業プラン(事例1(内容項目 C‐(11)公正、公平、社会正義)スケールを活用した授業―ずるい?ずるくない?(1年生)
事例2(内容項目 A‐(1)善悪の判断、自律、自由と責任、B‐(6)親切、思いやり)Googleフォーム・19の心を活用した授業―でんごんツバン(2年生)
事例3(内容項目 A‐(2)正直、誠実)心の数直線を活用した授業―お月さまとコロ(2年生) ほか)
著者等紹介
諸富祥彦[モロトミヨシヒコ]
筑波大学大学院博士課程修了。教育学博士。千葉大学教育学部助教授を経て、明治大学文学部教授。1990年代半ばから、アクティブ・ラーニング方式の多様な道徳授業を提案し続けてきた
土田雄一[ツチダユウイチ]
千葉大学大学院教育学研究科修士課程修了。教育学修士。千葉県内の小学校教諭をスタートに、ヨハネスブルグ日本人学校教諭、市原市教育センター所長、公立小学校校長等を経て、千葉大学教育学部附属教員養成開発センター教授。専門は道徳教育、国際理解教育、教育相談。NHK(Eテレ)「SEED―なやみのタネ」「ココロ部!」「時々迷々」の番組委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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