出版社内容情報
算数ならではのつまずきポイントを的確につかみ、困難さの軽減に向けた支援方法の具体策が分かる!教材・教具の工夫から評価の工夫まで、全ての子どもが「学ぶ愉しさ」を味わえる指導の入門書。12の実践事例も収録。
内容説明
「算数ならでは…」のつまずきを解消。繰り上がりを忘れてしまうつまずきも…ワークシートの工夫でばっちり!
目次
1 子どもたちのつまずきを理解する―つまずきの要因について知る(数えること 一対一対応による計数が困難;数えること 数を系列順に数えることや「○飛び」による計数が困難 ほか)
2 ユニバーサルデザインの視点を取り入れた算数授業づくり―全員が「分かる」「できる」授業にするには(環境の工夫;情報伝達の工夫;活動内容の工夫;教材・教具の工夫;評価の工夫)
3 ユニバーサルデザインの視点を取り入れた実践事例(1年生 かずのかくれんぼ―おおきいかず;1年生 おはなしをつくろう―3つのかずのけいさん ほか)
著者等紹介
近藤修史[コンドウノブフミ]
高知大学教育学部附属小学校教諭。高知県南国市立小学校を経て、2014年4月より現職。2019年4月より2年間、高知大学教職大学院特別支援教育コースにて、「算数困難児童の早期発見・早期支援」「個別指導と一斉指導の機能的な関連を図る段階的支援」等をテーマとした実践研究を行う。2021年4月より、勤務校にて算数専科及び通級指導教室担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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U-Tchallenge
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より良い算数授業を求め、さまざまな工夫が提案されている。そのようなものをユニバーサルデザインの視点で再整理された一冊。また、整理だけでなく新たな提案も見られた。まずはつまずきの要因をはっきりさせること。もちろん、つまずきの要因は複数ある場合もあるので一つに絞れないこともある。それでも、アセスメントしているかしていないかではその後の指導・支援は大きく変わるだろう。そんなつまずきについても具体的に書かれていた。子どもの困り感に対応していくには読んで損なしの一冊だろう。2023/05/15