内容説明
本書は、「知識構成型ジグソー法」というひとつの授業手法を用いて、対話を通じて一人ひとりが自分なりに考えを見直し、理解を深めていくような学び(=協調学習)を引き起こす授業づくりについてまとめたものである。
目次
はじめに 何のための「知識構成型ジグソー法」か
第1章 「知識構成型ジグソー法」で何が実現できるとよいか
第2章 「知識構成型ジグソー法」の授業づくり
第3章 「知識構成型ジグソー法」の実践例
第4章 授業づくりのポイント―Q&A
おわりに 「読む」ということ
著者等紹介
飯窪真也[イイクボシンヤ]
東京大学高大接続研究開発センター高大連携推進部門CoREFユニット特任助教
齊藤萌木[サイトウモエギ]
東京大学高大接続研究開発センター高大連携推進部門CoREFユニット特任助教
白水始[シロウズハジメ]
東京大学高大接続研究開発センター高大連携推進部門CoREFユニット教授、国立教育政策研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ふうふう
7
3年前に、学生の通院のため病院の待ち合いで読んでいたら「それ、何か?なんのため読むか?」と、アニメのような「アルカ」言葉を話す上海出身の学生に問われたことが懐かしい。ジグソー学習を独自に手探りで始めたばかりでワクワクしながら、でも常に時間に追われていたあの頃。3年後の今、まさに読めてよかった。自分の研究テーマがより定まることを願うばかり。2023/09/18
にくきゅー
1
子どもたちに自分の存在が対話してつくられていくアイディアの役に立っているという実感を抱かせる。そんな思想が、ベースにあるわけで、そこを抑えないで実践してはいけないんだなぁと思った。国語の授業としては、指導事項をどう落とし込むかが課題な気がした。少年の日の思い出の実践は授業単位で見たときと単元レベルで見たときで評価が変わる。単元レベルで見たときに、つぶしてしまった理由→母かエーミールの視点リライトの流れだったが、指導事項の一貫性は見えないなぁ。2020/05/17