内容説明
アクティブな音読指導が授業と学級を変える？個人の音読から「みんなの音読」へ。口形などの基本的なポイントから、グループ読み、群読トーナメントまで。意欲を高め、能動的になる音読指導の極意。音読は学力の基礎基本です。そして学級づくりの軸ともなり得ます。バラエティに富んだ「アクティブな指導」が子どもの意欲を高め、交流することで、子ども同士がつながり、力を高め合うことができるのです。
目次
第１章 子どものやる気と力を伸ばす！音読指導の原理原則（なぜ音読をするのか；音読による学級づくり・授業づくり；音読のよさを子どもに説明する ほか）
第２章 子どもたちに大人気！音読指導アイデア 基礎基本編（「範読」で感化する；「追い読み」で安心感をもってスタート；音読を活気づける「交互読み」 ほか）
第３章 表現力＆発表力を高める！音読指導アイデア 発展編（心を１つに「リレー音読」；目指せ「音読の達人」；真剣勝負で鍛える「音読選手権」 ほか）
著者等紹介
山田将由［ヤマダマサヨシ］
神奈川県横浜市立本牧小学校教諭。２００９年授業づくりネットワーク東京大会Ｍｉｎｉ‐１グランプリ優勝、２０１２年第２回ＪＵＴ全国大会優勝（共に模範授業全国大会）。一流の教育者に学び、ミニネタ、読み書き計算、ワークショップ型授業、脳科学、コーチングを取り入れた、簡単で効果のある楽しい教育メソッドを日々深めている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
江口 浩平＠教育委員会
7
【音読指導】今年度は音読が自分にとってのキーワードだったので、手に取った一冊。読み進めるうちに、著者である山田先生がいかに膨大な量の「音読に関する文献」にあたり、いかに多大なる時間をかけて実践を積んできたかを実感し、ただただ驚いた。音読指導のいろはが体系立てられており、この一冊に軸足を置いて様々な文献を参考にしていくことで、効果的に音読指導を学ぶことができる。群読トーナメントなど、取り組んでみたい実践も多く載っており、この本から全国で多くの実践が生まれることだろう。2016/01/31
草食系教師
5
うちの学校の課題の１つに子どもの声が小さいということがある。僕の学級も含め。何か対策が必要と感じていた。あまりに無策であったことを反省。平田オリザ氏の著書に日本は諸外国に比べて発音、発声の指導が弱いと書かれていた。確かに１年生では指導しているんだろうけど、継続して意図的に指導されていないのかもしれない。そんな中、音読はこれまでも日本の教育の中で多く取り入れられてきた。この本には様々なテクニック、そして音読に必要な力、取り入れ方などが実に丁寧に、多様に書かれている。実に面白く意欲が湧く本である。2016/02/01
一前田
2
音読って、ただ読むだけじゃんと言うなかれ。ここまで多彩な工夫を凝らすことが出来るんだな！ 姿勢をた出させること、呼吸、口の開け方、発声体操、そのあたりの入口がオレは不十分だった。読み聞かせについても、もっとこだわっていこう。生徒が読む方法も、声かけも、本当に勉強になった。2018/03/25
にくきゅー
1
読み方のバリエーションはある程度知っていた。しかし、口形や姿勢には目が向いていない自分がいた。さいきん、自分のクラスの音読の声が小さい気がする。それは姿勢や音読の声量に対するこだわりが足りなかったからではないかと思う。音読は国語授業の基礎だ。こだわっていきたい。2017/12/26
gongon
1
自分がいかに音読指導に関して無知だったかを思い知らされた一冊。音読で、授業がもっともっと面白くなりそうだ！「楽しんでいるうちに、気づいたら声が出ていた」という状態を目指す。2017/08/03
