内容説明
本書は、子どもの事実に依拠した研究をようやく意識し始めた学校の研究の記録です。清水という地方の小都市の児童数500名余の、小さな学校の2年間の研究の記録を示したものです。今年を持って退官される先生や、子育てで鬼ともとりくむような生活をしている女の先生や、大学を出たての新卒の先生など、さまざまな経験やさまざまな考え方の違いを持った教師の存在する学校なのです。私たちは本書で、校内研究のひとつのあり方を示したつもりでいます。
目次
1 授業の組織・分析はこうする―4年「整数のわり算」より
2 学年研究が進む
3 子どもをきたえる
4 研究通信にみる研究の周辺
5 「高めあう子」への道
6 校内研究と学校長