内容説明
「この指導力が身についたルーツは?」「最初はこんな教師だった」あの著名教師が、自分の教師人生を支えてきた方法や発想を、エピソードをまじえて語る人気シリーズ。子どもが学びのオーナーになり伸びていく「最高のクラス」を作る先生=ファシリテーターになるまでの道のりと学び方を伝授。
目次
序章 チーム6年1組3学期スタート―1月10日
第1章 ボクの歩いてきた道(本に囲まれて育った子ども時代―子どもの頃;転機は突然やってきた、「ボクが先生になったわけ」―20歳の頃;仮説実験授業にハマった5年―25才の頃 ほか)
第2章 ボクを変えたモノ・ヒト・コト(公平性を大切にする。エンドユーザーは自分じゃない;育休をとったときのこと;自分をメタ認知すること ほか)
終章 そして今。―3月9日。卒業まであと9日(なんちゃっTED×6年1組;深く学び合ってきた6年1組;それぞれの「一歩前」へのチャレンジ ほか)
著者等紹介
岩瀬直樹[イワセナオキ]
1970年生まれ。東京学芸大学卒業。埼玉県公立小学校教諭。信頼ベースのクラスづくりの実践、「読み」「書き」を中心にワークショップを核とした授業づくりに力を入れている。教師が楽しく学び続ける場「学びの寺子屋 楽学」主宰。EFC(Educational Future Center)理事。平成20年度埼玉県はつらつ先生(優秀な教員)表彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
rusie
4
やはり,とてもとてもよかったです。だいじなことがたくさんつまっていました。岩瀬先生の教室は,きっとすべての要素が子どもたちが自分で決定し学んでいける方向へと導かれるようにできているのだと思います。そのための動きが自然にできる先生なのだと思います。それは,きっとずっとずっとその方向を模索し,学んでいらしたからなのだと感じました。何度も読み直したい本です。岩瀬先生のようなクラスを作りたい・・心からそう思います。2013/07/23
epitaph3
3
教師としての自分が必要とされない、子供主体の世界を作り続ける岩瀬氏の教師人生。まだ少数派である道を歩み続ける岩瀬氏。苦しさもあるだろうが、僕にはこの本からは笑顔の岩瀬氏が見えてきた。まかす、作る、楽しむ。子供主体の世界構築のために、準備はあるだろうが、そういう心持ちでいたい。なぜならば、この子供たちか大人になり社会を構築する時、主体は彼らだから。2013/12/29
草食系教師
2
とにかく、学び続けてきたということがよくわかる。色々な勉強をされてきているんだな。そして、しっかりとした原則を自分の中にもっている。失敗しながらでも、立ち止まりふりかえり、調整していっていることがよく分かった。2014/02/15
mori
2
エピソード本としては、章ごとに時系列にまとめるのではなく、時系列がカテゴリーー別に繰り返されている構成でおもしろい。若い時、どこに重点を置いて学んだか、時に揺れたり、重点を変えたりしながら学び続けてきたことが記されていた。よいと思ったらすぐに試す、行動するのが岩瀬先生の魅力の一つではないか。こどものフィードバックからもたくさん学んでいるところも素敵である。思考錯誤しながら今があるというような内容に勇気をもらう。じっくり講座を聞いたり、お話してみたりしたい先生。2013/08/24
motoryou
2
一歩前に、は正に岩瀬先生の姿だなあと思いました。貪欲に前に前に、と。がむしゃらにだけでなく、時に立ち止まりながら歩んできた道が分かります。それがあるから、いまもある、ということですね。たくさん赤線を引きました。学校を外から見る、身近な人とつながる、というのは、そっか、と気づかされました。2013/07/31




