内容説明
子どもと周囲との関係を大切にした特別支援教育を推進し、数々の著作を現場に提案し続ける人気教師が、教師力の極意を伝授。
目次
第1章 子どもとの関係にこだわるようになったわけ
第2章 子どもとの関係に苦しんだわけ
第3章 子どもとの個別の物語を紡ぐわけ
第4章 私の学び方―仲間作りを通して
第5章 僕が自閉語を学ぶわけ―思考停止を戒め、子どもと自分自身の内面と対話する
著者等紹介
青山新吾[アオヤマシンゴ]
1966年、兵庫県生まれ。1989年より、小学校勤務を経て岡山県教育庁勤務。現在、ノートルダム清心女子大学講師。学校心理士・臨床発達心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mori
1
再読。付箋がたくさんついた。子どもとの「関係」の意識、「関係」から物語を考える、自分ができることを探す、人との出会いによりたどってきた道筋、障害のある子どもをどのように育てていくのか、誰かのエピソードから自分自身と子どものことを考えることなど特別支援教育に携わるものとして心が揺さぶられる書。2017/08/16
rusie
1
青山先生の本は2冊目。これを読んでますますすごい方だと思った。子どもを見る目,とても参考になった。特別支援に関して,思考停止になってしまわないように,しっかり子どもを見る視点をいただいたような気がする。一人一人との関係はそれぞれ違うけれど,私達がすることは,ちゃんとそこにあって,それは,障害のあるなしには,関係なく,大事なことだという気がした。2013/07/25
mori
1
まだお会いしたことがない青山先生のご著書。関係づくりについてこだわって考え、実践されてきた。こういう子にはこうすればいいと一般化できないところもある。その子その子をよく見て、かかわっていく大切さを改めて考える。「育てるためには、個のつまずきではなく、個の背景までも見つめる子どもへのまなざしが必要」という言葉が心に残った。2013/07/13
epitaph3
1
最初はマニュアルや指導技術からでいいのだ。だが、そこで止まれないのだ。「思考停止」から進むこと。そこからなのだ。自閉症児や吃音の児童との関わりの経験を通して、「関係」というキーワードを我々に伝えてくる。抽象的に見えて、マニュアル的な本と比べたら読みにくいかもしれないが、教師としてレベルアップするには、必要な本だと認識した。おそらく、間隔を開けて読み返すうちに、学ぶことも変わるだろう。おもしろい!2013/07/06
国木田
0
あることに使いたくて再読。 片倉先生のご著書を4冊読んだあとという事、そして私が特別支援に関わって三年目という視点で読むと2年前に読んだ時と全然違う感覚で読むことができた。食い入るように読んでしまい、今日の移動中にあっという間に読んでしまった。やっぱりいい本です。2017/05/21
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