内容説明
本書は、中学校の数学授業において、江戸時代の数学―和算にかかわる題材を導入し、江戸の庶民が楽しんだ和算のおもしろさに生徒たちが接することを通して、数学への興味・関心を高め、数学を楽しむ気風が広がることを目的としています。第一章においては、和算の概要を解説するとともに、和算の教材としての魅力を紹介しています。そして、第二章においては、和算の問題を初級、中級、上級に分類し、それぞれ7問ずつ合計21問取り上げていますので、教室の実態に応じて活用してください。
目次
壱 数学の授業に和算を取り入れよう!(吉田光由の『塵劫記』;『塵劫記』の発展;和算の伝統としての「遺題継承」;算聖・関孝和;算額奉納;和算の教材としての魅力)
弐 和算でつくるおもしろ数学授業(初級編;中級編;上級編)
著者等紹介
上垣渉[ウエガキワタル]
三重大学名誉教授、岐阜聖徳学園大学教授。1948年兵庫県生まれ。1972年東京学芸大学大学院修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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