内容説明
学校教育のあらゆる場で特別支援教育の推進が求められるようになった現在、通常の学級で特別支援教育をどう進めていくかが大きな課題となっている。とりわけ、学級の子どもたちが個の違いを認め合い、たがいに尊重し合う学級風土をつくることと、子ども一人ひとりの学び方の違いに対応できる授業をつくることは、通常の学級で特別支援教育を進めるために不可欠な土台であり、さらには、こうした授業・学級づくりは学級のすべての子どもたちに役立つものである。
目次
第1章 通常の学級で特別支援教育をどう進めるか(特別支援教育の動向;取り組みが求められる背景 ほか)
第2章 特別支援教育の観点に立った授業づくりのポイント(学びの支援ニーズがある子どもたち;ユニバーサルな視点での授業づくり ほか)
第3章 特別支援教育の観点に立った授業づくりの実際(1年算数「ひきざん」;1年体育「ならびっこキックベースボール」 ほか)
第4章 すべての教育活動のベースとなる学級集団づくり(特別支援教育の視点を取り入れた集団づくりの視点12;違いを認め合える学級づくりの実際―支援の必要なA′を中心にした学級集団づくり ほか)
第5章 授業づくり、学級づくりに学校全体で取り組むために(校長の役割;学校全体で取り組むためのポイント)
著者等紹介
花熊暁[ハナクマサトル]
1975年3月大阪教育大学養護学校教員養成課程卒業。1984年3月大阪教育大学大学院教育学研究科修士課程修了。愛媛大学教育学部教授、日本LD学会副会長、言語聴覚士、特別支援教育士スーパーバイザー。1975年3月大阪教育大学養護学校教員養成課程卒業。1984年3月大阪教育大学大学院教育学研究科修士課程修了。現在、愛媛大学教育学部教授、日本LD学会副会長、言語聴覚士、特別支援教育士スーパーバイザー(LD・ADHD等)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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