なぜ子縁社会が求められるか―絶縁社会=子育て危機へのシンプル対応術

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 159p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784180312276
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C3037

内容説明

小学校1年生の学級崩壊である小1プロブレムや不登校、いじめなど、子どもたちの問題行動の背景に「社会の絶縁化」が潜んでいることを明らかにする。そのうえで、「子縁」の創出による地域の再生というシナリオを提起し、子縁を創出していくための処方箋を示す。

目次

序章 絶縁社会ニッポンの子育て危機
第1章 育ちを奪われた子どもたち
第2章 子どもの問題行動と育ちの連関
第3章 コミュニティ崩壊の現場
第4章 「子縁」とは何か
第5章 子縁としての教育コミュニティ事例
第6章 子縁セクターをどう生かすか
終章 子縁による地域再生への戦略

著者等紹介

瀧井宏臣[タキイヒロオミ]
1958年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。NHK社会部記者、国際協力活動を経て、1995年からフリーのルポライターとして、文明と人間をテーマに取材活動と社会活動を続ける。息子の病気をきっかけに、子どもの生活と育ちについて取材してルポを発表するとともに、講演活動も展開してきた。この間、文部科学省の「おやこ元気アップ!事業」委員などを務めたほか、地域でも小学校PTA会長、おやじの会事務局長、子どもを育てる懇談会会長などを引き受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りょうみや

16
表紙にあるように小1プロブレム、児童虐待、不登校など子供に関わる問題の多くが、子供そして親の地域社会との繋がりの希薄化が根っこだという主張。良い「つながり」と重い「しがらみ」は紙一重であるし、単純に昔のような地域社会の復活は難しい。そのことを踏まえて、本書では数々の問題とそれらの解決を模索する繋がり作りの具体例を紹介している。別の本で読んだ内容で、子供達の(テストの)学力と地域の繋がりも相関があるし、幸福度も地域の繋がりと強い相関があることが分かっている。人間・社会のあり方の根本とも言える問題なのである。2019/08/31

Kenichiro Akimaru

1
このタイミングで、この本に出会えたのは運命なのでしょう。自分が考えていたこと、子育てを起点とした地域づくりについて、分析、提言した本。最後の提言的な事例紹介の掘り下げが、質より量に傾いてしまっていたのだけが残念でした。前半の取材・分析は素晴らしい!2013/04/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4338565
  • ご注意事項

最近チェックした商品