内容説明
原理原則と自由裁量、二つの相反する精神の間で教師たちは悩み、戸惑っている。本書のタイトル「総合的学習の授業づくりを深める」とは、この二つの異なる考え方を両立させる方向性を見出す作業に他ならない。そこで、本書では、まず、「総合的な学習の時間」で目指されているねらい、それを実現する術の明確化を、カリキュラムの理論的考察を通じて、あるいは諸外国の取り組みに学んで、さらに、生活科や選択学習との関係を考察する中で、進めた。同時に、このカリキュラムの多様性を、学校システムとかメディア活用を視点として、明らかにした。また、それを体現する学校の取り組みを詳しく紹介した。
目次
第1部 総合的学習と新教育課程(総合的学習はいつか来た道;生活科と総合的学習の接続;選択教科の学習と総合的学習との関係)
第2部 総合的学習を支える学校システム(地域素材の発掘と活用;学習環境と時間の弾力化;ティームティーチングの展開 ほか)
第3部 「総合的な学習の時間」におけるメディア活用(放送とインターネットによる共同学習の成立;新しいメディアミックスのあり方を求めて;メディア活用と学校システムの整備)
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