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内容説明
軽度発達障害を含む特別支援教育を支える学問として、「応用行動分析学」が最も優れている。なぜなら、著者の一八年の養護学校教員生活の中で「この先生はすごいなあ」という名人は、ほとんど応用行動分析学を根拠にした支援を実践していたから。そこで、日本の文化や特別支援教育現場の文脈に即して、誰もが応用行動分析学の原理や研究成果を享受できる新しい支援システムを作ろうと考えた。それが、ユニバーサルデザイン「支援ツール」だ。本書は子どもたちの可能性を引き出し、そして支援者に役立つ「物理的な弁別刺激、刺激プロンプト」、「手がかりツール」となる一冊である。
目次
第1章 みんなが応用行動分析学を使えることを目指した「支援ツール」の提案(養護学校卒業後の実態;手がかりツール ほか)
第2章 子どもと保護者のせいにしない支援(みんな大好き;「応える支援」を目指して ほか)
第3章 「ナンバーぞうきん」であきこさんの自発的行動を高める(機能分析で支援のヒントを探る;先生より優秀なぞうきん ほか)
第4章 「お手玉ふっきん」でたけし君の家庭と共同実践する(かんしゃくを繰り返す;好きなこと、できることから始めよう ほか)
第5章 手がかりツールの工夫(バスタオル跳び;おばけを消そう! ほか)
著者等紹介
高畑庄蔵[タカハタショウゾウ]
昭和39年富山県富山市生まれ。国立大学法人北海道教育大学札幌校助教授。昭和61年4月富山大学教育学部附属養護学校文部科学教官教諭、富山県立にいかわ養護学校にて、18年間に及ぶ実践経験を持つ。平成7年4月国立大学附属学校内地研修員として富山大学大学院教育学研究科を修了。修士論文として「支援ツール」を開発する。また、「さっぽろ発達障がい支援サークル」の会長を務める。平成12年10月学校心理士(日本学校心理士会、第41188号)。平成15年8月日本行動分析学会第21回年次大会第1回実践賞受賞。平成17年9月日本特殊教育学会第43回大会第2回実践研究賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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