内容説明
本書では、ノート指導の一般論も含め、国語科が抱えるノート指導の問題にアプローチしている。その構成は、大きく「理論編」と「実践編」からなる。理論編は2つに分かれ、1つは、本書のコンセプトとなる「問いと答えのノートづくり」の提案である。子どもの思考の見える化を問いと答えの関係に見出し、さらに、物語文、説明文の読みの指導とつなげて、ノートづくりのポイントを示している。もう1つは、それを支えるノート指導の基礎・基本への対応である。入門期、あるいは、授業びらきのノート指導、視写のさせ方、ノートとワークシートへの考え方、ノート評価を取り上げている。実践編では、物語文の実践4本、説明文の実践4本を掲載している。
目次
第1章 思考が見える!ノート指導の極意(思考を「見える化」するノート指導とは?;押さえておきたい!ノート指導の基礎・基本)
第2章 物語文:ノート指導のポイントと指導プラン(紙芝居をつくって読み聞かせをしよう―第1学年「たぬきの糸車」;登場人物に手紙を書こう―第3学年「サーカスのライオン」;変化や繰り返しを読もう―第5学年「世界でいちばんやかましい音」;人物関係図を書こう―第6学年「海のいのち」)
第3章 説明文:ノート指導のポイントと指導プラン(違いを考えながら読もう―第1学年「どうぶつの赤ちゃん」;オリジナルあそび方ブックをつくろう―第2学年「おにごっこ」;対比を使ってミニ説明文を書こう―第4学年「アップとルーズで伝える」;著者の主張を読もう―第6学年「「なべ」の国、日本」)
著者等紹介
香月正登[カツキマサト]
1967年(昭和42年)福岡県生まれ。山口大学大学院修士課程修了。現在、下関市立小月小学校勤務。全国国語授業研究会理事、国語教育探究の会・中国支部事務局長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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