内容説明
今、20世紀を支配してきた価値やシステムが問い直されている。生命、環境、教育、労働、幸福、自由、平等などについて20世紀型のモデルでは通用しないことが明らかになった今、叡智を結集し21世紀にふさわしい価値とそれに基づくシステムを構築することが急がれている。本書は、こうした根本問題を人間発達の原点に戻って明らかにした。
目次
1部 今、何をみつめなおすか(学ぶということ;働くということ;愛するということ;生きるということ)
2部 新しい光を求めて(乳幼児期から児童期へ―かけがえのない今;児童期から思春期へ―一人ひとりのコンピテンス;思春期から青年期へ―社会の中で生きる「私」の姿に向かって;成人期―大人になるということ)
3部 生涯学習社会に生きる(生涯学習の基礎づくりをめざして;価値観の変革とコミュニケーション能力の育成)
著者等紹介
小口忠彦[オグチタダヒコ]
1945年、東京大学文学部心理学科卒。お茶の水女子大学教授、放送大学教授を経て、現在、お茶の水女子大学名誉教授
大西頼子[オオニシヨリコ]
1973年お茶の水女子大学大学院修士課程教育心理学専攻修了
野口真代[ノグチマサヨ]
1969年お茶の水女子大学大学院修士課程教育学専攻修了。現在、洗足学園短期大学教授
日比暁美[ヒビアケミ]
1974年お茶の水女子大学大学院修士課程教育心理学専攻修了。現在、蒲田保育専門学校専任講師、放送大学非常勤講師
矢吹和美[ヤブキカズミ]
1971年お茶の水女子大学大学院修士課程教育心理学専攻修了。現在、静岡大学人文学部教授を経て東洋英和女学院大学教授
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