内容説明
シベリアでの抑留体験と戦争の不条理を描き続けた画家・香月泰男。若きルポライター時代に香月に出会った立花隆は、その黒い色に深く魅せられた。26年後、55歳になった立花が収容所跡を訪ね歩き、香月の足跡を追う。代表作「シベリア・シリーズ」はいかにして生まれたのか、その背景には何が―。35年がかりで完成させた香月研究の決定版!
目次
第1部 再録「私のシベリヤ」(一九七〇年、文藝春秋刊)
第2部 シベリア抑留の足跡を追って(「北へ西へ」「アムール」―収容所到着まで;「埋葬」「涅槃」―死の収容所体験;収容所群島の全貌)
第3部 “別稿”絵具箱に残された十二文字
第4部 鎮魂と救済(福島繁太郎と香月泰男;三つの救済)
著者等紹介
立花隆[タチバナタカシ]
昭和15(1940)年、長崎県生まれ。39年東京大学仏文科卒業。49年「田中角栄研究―その金脈と人脈」(「文藝春秋」11月号)で金脈批判の先鞭をつけ、以後精力的に腐敗政治批判を続けた。知的関心は幅広く、その徹底した取材と卓抜な分析力による文筆活動で、58年菊池寛賞、平成10(1998)年司馬遼太郎賞受賞。令和3(2021)年4月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
コウジ
7
この本は何年か探していたけど恐らく絶版でたまたま先月 再販された様で「何だと!」と購入。香月泰男の名前をどこから仕入れたのかは今となっては定かで無いが、香月さんも素晴らしいし著者の理解力と説明もジャーナリストとして一級。 昔TVで著者が話してるのを見た事があったが「学者か何か?」程度の知識しか無く知らないって恐ろしいな。またも己の無知にガッカリする。 昨年、広島に一人旅した事を契機に戦争関連の本を読む事が増えたが、この本はどなたにでも薦められる気がします。 本作で著者が云うように「生の作品」を直に見て→2023/03/04
hoosen
0
香月泰男という画家を知らなかったが、考えさせられる本であり、読了後の余韻がまだ残っている。この本は、シベリア抑留の実際と全体図を知るためだけの本ではない。香月泰男という芸術家の感性を通して戦争の一側面を追体験することで、戦争について考えてもらうための本。ゴーストライター時代に出会った立花隆さんがナビゲーターとなっている。シベリア抑留という環境の中でも、画家として美や感動を求める心があったから、絶望感に圧倒されずに、生き延びることができたという話が心に残る。2025/12/19
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