出版社内容情報
岩波書店、講談社、中央公論社等の版元から広告会社まで、日本の言論と出版の百年を自ら主宰した雑誌「室内」の歴史に仮託して論ず。
夏彦流「出版と言論の百年史」
岩波書店、講談社、中央公論社等の版元から広告会社まで、日本の言論と出版の百年を自ら主宰した雑誌「室内」の歴史に仮託して論ず。
内容説明
日本出版界の魁・岩波書店は、日本語のリズムの破壊者だった―自ら主宰した雑誌「室内」の回顧に仮託しながら出版社、広告代理店から関連団体まで語りつくす、近代日本の「出版と言論の百年史」。稀代の名コラムニストの代表作!
目次
私の岩波物語
講談社少々
社員でさえ読まない本「社史」
「暮しの手帖」と花森安治
「室内室外」
暮の二十九日だというのに
建築雑誌というもの
電通世界一
電通以前にさかのぼる
筑摩書房の三十年
金尾文淵堂と小野松二の作品社
赤本
佐佐木茂索と池島信平
中央公論と改造そして文庫
原稿料・画料小史
和紙と洋紙
印刷いま昔
製本屋廃業の辞
取次「栗田書店」の面目
実業之日本社の時代
原稿料ふたたび
「室内」の才能たち
茶話会
著者等紹介
山本夏彦[ヤマモトナツヒコ]
1915(大正4)年―2002(平成14)年。東京・下谷根岸生まれ。10代で武林無想庵とともに渡仏。24歳のとき「年を歴た鰐の話」の翻訳を「中央公論」に発表。戦後には雑誌「木工界」(のち「室内」)を創刊し、自ら主宰する。1984年に「世相を諷刺しながら真の常識の復権へ寄与」したとした菊池寛賞を、1990年に「無想庵物語」で読売文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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