出版社内容情報
岸信介、池田勇人、吉田茂、石橋湛山、緒方竹虎、鳩山一郎など15人の政治家をユーモアと皮肉の利いた切れ味ある文体で描き切る。
戦後日本を動かした政治家たちの素顔
岸信介、池田勇人、吉田茂、石橋湛山、緒方竹虎、鳩山一郎など15人の政治家をユーモアと皮肉の利いた切れ味ある文体で描き切る。
内容説明
戦前の政治家を描いた『近代政治家評伝』に続く第二弾!戦後を代表する十五人の大物政治家の正体をことごとく暴く。五五年体制確立の前夜だった同時代に、当代一のジャーナリストが容赦ない評価を下す。
目次
岸信介論
重光葵論
池田勇人論
木村篤太郎論
和田博雄論
三木武吉論
西尾末廣論
吉田茂論
石橋湛山論
徳田球一論
緒方竹虎論
大野伴睦論
芦田均論
鳩山一郎論
鈴木茂三郎論
著者等紹介
阿部眞之助[アベシンノスケ]
1884(明治17)年―1964(昭和39)年。ジャーナリスト。政治評論家。東京帝国大学文学部社会学科卒業。『東京日日新聞』主筆、NHK会長などを歴任。さらに「日本恐妻連盟」を組織し、総裁に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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筑紫の國造
6
阿部眞之助の政治家論第二弾。「近代政治家評伝」が物故者を扱ったのに対し、こちらは当時(昭和28〜29)現役の政治家を扱ったもの。前回と同じく、片っ端からなで斬りにする筆の捌きは、読んでいて痛快。吉田茂から徳田球一まで、左右や与野党の区別もない。特に吉田や徳田に厳しく、比べて鳩山一郎や西尾末広に好意的な感はある。何より、読んでいて「楽しい」一冊だ。ただし、当時の政治情勢を踏まえて書かれているので、ところどころ分からないところもあった。こういう場合こそ、注釈をつけるべきではないだろうか?2017/03/10
go
4
やはりこの人の文章は面白い。今でもこんな新聞記者がいればいいのに2021/05/19