文春学藝ライブラリー<br> 剣の刃

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文春学藝ライブラリー
剣の刃

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  • サイズ 文庫判/ページ数 217p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784168130373
  • NDC分類 390.4
  • Cコード C0198

出版社内容情報

厭戦気分が蔓延していた戦前に、いちはやく国防の重要性と指揮官のリーダーシップ、理想的軍人像を説いた歴史的名著。

第二次大戦で「敗戦国」に等しかったフランスを、たった一人で「戦勝国」に変え、戦後は大統領として、フランスの独自外交と自立の基礎を築いたド・ゴール。本書は、第一次大戦を経て厭戦気分が蔓延していた1932年に、いちはやく国防の重要性と指揮官のリーダーシップ、理想的軍人像を説いた歴史的名著。
「凡人が戦場で将帥に一変する」「大事を成す者は、偽善的規律など黙殺すべし」「無愛想でも実力者が評価されるべし」など名語録が満載。
「政治家と軍人」「民主主義と安全保障」といった今日的問題を考えるための必読書であると同時に、すぐれた戦略論、組織論、リーダー論としても読める。
文藝批評家・福田和也氏による圧巻のド・ゴール論も収録。

(目次)
■序
■戦 争
■気 骨(カラクテール)
■威 信
■ドクトリン――固定した原理、原則
■政治家と軍人
■人名用語解説
■ド・ゴール略年譜
■個人的な意志としての“国”――解説に代えて(福田和也)

内容説明

「現代フランスの父」ド・ゴール。厭戦気分、防衛第一主義が蔓延する時代風潮に抗して、軍人と政治家のリーダーシップ、戦場での指揮官に求められる資質、理想の組織像を説いた歴史的名著。

目次

戦争
気骨
威信
ドクトリン―固定した原理、原則
政治家と軍人

著者等紹介

ド・ゴール,シャルル[ドゴール,シャルル] [de Gaulle,Charles]
1890‐1970年。フランスの軍人・政治家。1940年、ナチスドイツに降伏後、英国に逃れ、ロンドンに亡命政府「自由フランス政府」を樹立し、レジスタンスを指導。フランス解放後、共和国臨時政府主席。一時引退したが、1958年、挙国一致内閣で首相となり、第五共和政を発足させ、初代大統領に就任。米ソの国際関係の中でフランス独自の外交路線を追求した

小野繁[オノシゲル]
1943(昭和18)年生まれ。明治大学政治学科卒業。ニース大学留学。第一経済大学(現・日本経済大学)元教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

傘緑

48
「力なくしてはいかなる生命体の存在も不可能である。子供の誕生を禁じ、精神をくたばらせ、魂を凍結させ、欲望を眠らせたならば、力はこの世界から姿を消すであろうが、そうすれば世界は必ず沈滞する」1932年のド・ゴールの講演録。どこか才能と自我が強すぎて損と失敗ばかりしていた自身に言い聞かせているような感じもある。「国難に自分の存在の刻印を押すこと以外の人生を考えるべきではない。日常の羈絆を脱して歴史の大波だけを夢想すべきなのである…国家の政治への奉仕なき大将軍は存在せず、祖国防衛の栄光なき大政治家も存在しない」2017/09/24

南北

42
ド・ゴールは第一次世界大戦後のフランスで軍人が軽視されている状況に対し、「気骨(カラクテール)」(名誉や金銭欲に対する打算を度外視した信念と精神力)を持つべきであると主張する。「軍事力を持たない国際法など一文の価値もありはしない」のである。ナポレオンや普仏戦争などをはじめとする過去の戦史を取り上げながら、軍隊が信念と誇りを回復するにはどうするべきかを説いている。本書は、ド・ゴールが持つ指導者像が理解できるだけでなく、のちに第五共和制を作る政治家としての一面も垣間見ることができるものになっていると思う。2025/01/18

おっくー

11
読みたいと思っていた本。絶版になっていたが、復刻していたので早速買った本。基本的にフランスの話であるが、安全保障はどの国も同じだと感じた。特に国民の戦争嫌いが軍隊嫌いになると言うのは今の日本も似ている。そして、軍の必要性を論理的、経験的に述べている。また、軍人と政治家の関係、軍人、政治家の考え方は参考になった。どっかの大学生の抗議団体にも読んで欲しい。2015/09/21

gauche

8
ドゴールの書いた指導者論。指導者が如何にあるべきかを学ぶというよりは、彼の個性を知るのにうってつけの本。そしてこの本の白眉は解説にあると思う。ドゴールをヒトラーと比較するというフランス人にうっかり見せられない手法を採り、彼の特異なパーソナリティとフランスという国家そのものについて掘り下げている。本文よりも40ページ弱の解説がこの2つの対象について理解を深めるのに役立った。2015/07/19

大森黃馨

6
「日露戦争の頃まではあれ程見事であった日本軍人はでは何故太平洋戦争の頃には堕落しきってしまったのか」よく見られるその論議ではあるがその解答の一片がこの書に書かれているのではないかと思ったとかく太平洋戦争についての議論はその実その者何の社会学や哲学等の基礎教養も無しに手持ちの素人思考で語りが行われてしまっているのではないかこの書や同類の社会的等学問的書を読んで己を進化させ少しでもより高等な論議が出来るようにならねばと思う 2023/04/17

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