内容説明
木戸幸一、近衛文麿、そして原田熊雄。三人は元老・西園寺公望門下生で、“園公三羽烏”と称された。時おりしも、政党政治の時代から軍部の台頭へと風雲急を告げていく―。岳父である原田熊雄や、木戸幸一の新証言によって、昭和史の奥の院を描き出す!
目次
第1章 大正デモクラシー・政党政治のころ―原田・西園寺・木戸・近衛
第2章 敢然とファッショの風潮に立ち向かって―浜口遭難と宇垣の野望
第3章 国内と満州と同時にやろう―満州事変と十月事件、五・一五事件
第4章 ファッショに近き者は絶対に不可なり―斎藤内閣と帝人事件
第5章 議会主義の守り本尊・西園寺が牙城―岡田内閣と陸軍の内政干渉
第6章 朕自ラ近衛師団ヲ率イ、此ガ鎮圧ニ当ラン―二・二六事件
第7章 今の陛下は御不幸なお方だ―広田内閣と林内閣
著者等紹介
勝田龍夫[ショウダタツオ]
1912年‐1991年。東京生まれ。京都帝大法学部卒業後、1937年、朝鮮銀行入行。戦後は日本不動産銀行(後の日本債券信用銀行)に移り、69年に頭取、74年には会長に就く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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出版社内容情報
元老・西園寺公望の側近だった原田熊雄。その女婿だった著者だけが知りえた昭和史の貴重な証言等を基に、昭和史の奥の院を描き出す。
昭和史ブームの礎となった労作!
元老・西園寺公望の側近だった原田熊雄。その女婿だった著者だけが知りえた昭和史の貴重な証言等を基に、昭和史の奥の院を描き出す。