出版社内容情報
戦後生まれ三百人への大アンケートにより選ばれた洋画百本を一挙掲載。洋画バイブル決定版!表紙イラスト、江口寿史描き下ろし
目次
第1部 1位から98位まで、100作品を一挙公開
第2部 私はこの名作が好き
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kokada_jnet
76
95年に刊行された300人へのアンケートによるベスト本。いったい、どうやって人選をしただろうという…。業界人ではあるのだろうが、ほぼ無名に近い人たちにまでよびかけ、アンケート対象としている(当然「映画へのこだわりがある人」というふるいにかけ)。個人のベスト1に選ばれているのが、ランクの上のほうにはまったくいかない、ほぼ、その人の一票のみの投票になっている「極私的こだわり作」が多く。何回読んでも楽しい本。ただ、難をいえば「どうしてこの人に頼んだの」と思える、映画好きでも何でもない文化人が数名混ざっている点。2024/03/31
めしいらず
58
再…読。著名人らへのアンケートによるオールタイムベスト企画第7弾。先の「洋画ベスト150」は30〜50年代の所謂"名画"が大半を占めたのに対し、本書は60〜80年代もバランスよく並んでいて"戦後生まれか選ぶ"という企画の面白さが反映されている。特徴は作家性より作品性かな。トップテンでの重複は2001年…とウエストサイド…しかない。2冊を比較するとより楽しめること請け合いだ。スターウォーズ、バックトゥ…、エイリアンにゾンビにロッキーなど、個人的にはまさかのランクイン。その中でマイ1位2位の健闘が実に嬉しい。2018/11/11
めしいらず
33
先に出版された「洋画ベスト150」から7年、あの時とはまったく違う結果に驚く。ベスト10で被ってるのは2作。今回の1位は「2001年宇宙の旅」。誰もが馴染み深い映画も結構並んでいる。何と「ブレードランナー」「アマデウス」「スター・ウォーズ」がベスト10入り。この企画のオモシロさが顕著に出ている。マイ・フェイバリット映画は59位か。。。アンケートに答えているのは著名人。その方々のベスト10を知ることができるのも、このシリーズの魅力。東野圭吾氏や北村薫氏など、作家さんの名前もチラホラ。2012/10/27
nobody
9
人はなぜ、お気に入りの作品を紹介する時、小説もそうだが、誰も知らぬようなものを挙げたがるのか。しかもそのようなメンタリティを一方では毛嫌いしながら。自分の好みと世間一般の趣向の「重なる本数が多いと安心だけど不満、全然重ならないと誇れるけど不安」(植草信和)なのである。「夢の膨らむものや希望の溢れるもの、明日への活力の湧くもの」(山口令子)をなぜか素直に挙げられない。「『岩波系』やインディペンデントを回答すると“通”で、ハリウッド映画は知的レベルが低いという感じが、アンケートを申し込む方にも答える方にもある2025/03/25
剛腕伝説
7
「キネマの神様」を読むために久々に再読。著名人の投票による、60年代〜80年代 の洋画ベスト100を紹介してる。流石に1位の「2001年宇宙の旅」〜100位の「かくも長き不在」に至るまでリアルタイムに見たものは、少ない。昔この本を読んで、色々とビデオや名画座で見まくったが、昔の映画やヨーロッパの映画は余り好みに合わなかった記憶がある。でもこの本の出来は秀逸で今読んでも本当に面白い。順位別に監督・男優・女優・製作の背景が詳しく紹介されており、著名人の思い入れのあるコメントも興味深く読めた。2018/12/11
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