文春文庫<br> 時を旅する

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167925239
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「三国志」「孔丘」「太公望」「夏姫春秋」──
数々の名作を生んできた中国歴史小説の大家の傘寿記念に私家版としてつくられ、
限られた人にしか読む機会のなかった貴重な一冊を文庫化。

作家や舞台人との交友や透徹した文学観、不可思議な体験……
宮城谷文学の原点と未来が交錯する珠玉の作品集。
クラシックファン垂唾のCD批評、歯に衣着せぬ毒舌と愛が炸裂する「私が選ぶベートーヴェン『運命』の名盤」も必読!


「夜明け前がもっとも暗い、とはよくいったものである。
たぶんそのころ、私の顔には精神的な暗黒がそのまま出ていたであろう──」
宮城谷文学の原点と未来、そして創作の秘密。

「盛岡行き」──鈴木彦次郎
「朔太郎詣で」──萩原朔太郎
「文芸時評」──川端康成
「頁をめくると答えが」──白川静
「不朽の司馬文学」──司馬遼太郎
「指の間の闇」──藤沢周平 ほか



【目次】

内容説明

中国歴史小説の大家の傘寿記念に私家版としてつくられ、限られた人にしか読む機会のなかった貴重な一冊を文庫化。作家や舞台人との交友や透徹した文学観、不可思議な体験…宮城谷文学の原点と未来が交錯する珠玉の作品集。歯に衣着せぬ毒舌と愛が炸裂する「私が選ぶベートーヴェン『運命』の名盤」も必読。

目次

1 紀行文(盛岡行き;朔太郎詣で;神川紀行)
2 日常(作家の口福;遠いあの道;控え室の一景;私の夜明けまえ;景勝の町;頁をめくると答えが;庶民の超特急;無用の用、クラシック音楽;私が選ぶベートーヴェン「運命」の名盤)
3 作品論・書評(文字のすがた;父のような人;不朽の司馬文学;詩心の展開;指の間の闇;朽ちない花;文芸時評;ものしり津本さん;アトモスフェア)
4 歴史(時を旅する;墨子について;時空の旅人;劉邦と項羽;劉邦と家族の謎;最長の連載小説;「孔丘」執筆について;家康の生き方と考え方;小川行き;愛知の文化的俯瞰図)

著者等紹介

宮城谷昌光[ミヤギタニマサミツ]
昭和20(1945)年、蒲郡市に生まれる。早稲田大学文学部卒。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事、創作をはじめる。その後帰郷、ながい空白ののち「王家の風日」を完成。平成3年、「天空の舟」で新田次郎文学賞、「夏姫春秋」で直木賞、「重耳」で平成6年芸術選奨文部大臣賞、「子産」で平成13年の吉川英治文学賞を受賞。平成16年に菊池寛賞を受賞、平成18年に紫綬褒章を受章。平成28年に「劉邦」で毎日芸術賞を受賞。同年、旭日小綬章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

coldsurgeon

7
宮城谷文学の愛読者として、ぜひ目にしたかった傘寿記念私家版のエッセイ集。生み出された様々な作品の源を知ることになる。主人公の生きた時代の年表を自ら作成し、そのうえで、物語を展開していくという創作の秘密を、なるほどと思いながら読む。古代中国を舞台とした新たな作品を目にしたいものだ。2026/06/16

BIN

7
エッセイ集。1部は紀行文で、盛岡は近い時期に私も行きましたが福田パンに行きたくなった。2部は日常ということで長生きした母のことや小説家ではない人との出会いやクラシク音楽のこと。運命の名盤で27枚も上げるとは。3部は作品論・書評ということでよく登場する司馬遼太郎や白川静はともかく津本陽もあり。そう言えば津本さんの剣豪小説はまだ一作も読んでない。最後は歴史ということで著作の劉邦や三国志、孔丘のこと。なんだかんだで宮城谷さんも81才か。母上様のように長生き(102才)して作品を書き続けてもらいところです。2026/06/15

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