出版社内容情報
【目次】
内容説明
中学受験塾で常にトップの多門が姿を消した。家出?事件?街が騒然とする中、ある同級生の母は、我が子の関与を疑わせる”遺留品”を見つけてしまう。多門はもう、生きていないのか―。母たちの不安がピークに達したとき、思いもよらない事実が明らかに。読者の予想を何度も裏切る、緊迫感あふれる中学受験ミステリー。
著者等紹介
秋吉理香子[アキヨシリカコ]
兵庫県出身。早稲田大学第一文学部卒。ロヨラ・メリーマウント大学大学院にて、映画・TV製作修士号取得。2008年、「雪の花」で第3回Yahoo!JAPAN文学賞受賞。09年、同作を含む短編集『雪の花』でデビュー。その後、図書館司書として勤務するかたわら、『暗黒女子』を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
125
「勉強は、僕らのこぶしなんです」中学受験に挑む仲良し男子4人が凄いや。こんな子たちいるの?それが正直な読後の感想。受験に失敗してもそれは人生の負けではない。闘った先にその子なりの桜が咲くと最後に結んでいるが、なんだかちょっと白っとしてしまう。中学受験目前に4人組の一人・唐木田多門がいなくなった事から、それぞれの親たちの抱えてるドロドロ感が生々しい。賢い子供達の計画にもハラハラしたが、何たって許せないのは多門の父。古いノートのせいで混乱したり色々テンコ盛りではあったけれど、まぁ明るい結末にホッとした次第。2026/03/28
Ikutan
62
中学受験塾で名門校を目指す、四人の男の子、大輔、昌也、英太郎、多門。そしてその親たち。エリートの親はもちろん、エリート志向でなくても、子どもの成績が良ければ、親の欲も出てくるというもの。競争がより熾烈になってきた六年生も後半、常にトップの多門が姿を消した。動揺する親たち。不安が渦巻く中、我が子の関与が疑われ…。母親たちの葛藤と困惑、更にドロドロした本音がリアル。二転三転する展開に目が離せず。ミスリードもあって混乱したけれど、子どもたちは想像以上にしっかりしていて、読後感は悪くなかった。2026/04/01
ごみごみ
57
難関中学校を目指す受験生とその親たち。これがあるあるなのか。「修羅」とは醜い争いや激しい感情を表す言葉。ここまでしなくても・・と思いながらも、もし我が子が中学受験を望んだら、やはり出来ることは何でもやろうとするのが親心、なのだろう。優等生が行方不明になり、思いもよらない事件へと発展!母親たちの葛藤、緊迫感がひしひしと伝わってくる。熾烈な闘いに挑む全ての子どもたちに、その子なりの桜が咲くことを願いたい。2026/03/22
さこぽん
32
◎中学受験ミステリ。めっちゃくちゃ面白かった!!「え?」「あ!」「は?」「あ!」二転三転、ドッカーンくる結末の衝撃に吹き飛ばされてしまいました(笑)「受験するこどもは可哀相」という認識を改める。2026/03/27
mayu
32
名門校合格を目指してすべての時間を勉強に費やす子供たちが通う塾で優秀な生徒である多門君の行方がわからなくなる…。3つの家族の母親目線で描かれている物語に中学受験は子供にも親にも強く大きな影響を与えて、人生を変えてしまう様な出来事なんだなぁとヒリヒリ感を感じる。傍から読んでいると子供が自由を奪われてまだ幼い頃からこんなに背負わなくても…と思ってしまうけど自分が母親の立場だったらそんな事思えないだろうなぁ。中学受験をする家族と子供たちのリアルさと最後まで気を抜けない展開に一気読みだった。映像化しそうな一冊。2026/03/20




