出版社内容情報
【目次】
内容説明
中学受験塾で常にトップの多門が姿を消した。家出?事件?街が騒然とする中、ある同級生の母は、我が子の関与を疑わせる”遺留品”を見つけてしまう。多門はもう、生きていないのか―。母たちの不安がピークに達したとき、思いもよらない事実が明らかに。読者の予想を何度も裏切る、緊迫感あふれる中学受験ミステリー。
著者等紹介
秋吉理香子[アキヨシリカコ]
兵庫県出身。早稲田大学第一文学部卒。ロヨラ・メリーマウント大学大学院にて、映画・TV製作修士号取得。2008年、「雪の花」で第3回Yahoo!JAPAN文学賞受賞。09年、同作を含む短編集『雪の花』でデビュー。その後、図書館司書として勤務するかたわら、『暗黒女子』を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
aki
23
中学受験を控え、同じ塾に通っている子を持つ4家族の修羅。クセ強な母親の子どもが塾に行くために家を出るも行方が分からなくなった事で、それぞれの母親たちの腹の探り合いや、子どもを合格させるための必死な行動がそれぞれの目線で語られていき、途中に入り込む誰かが書いている日記に真相に辿り着くまで上手に誘導されていく。受験生の親の心理的にも肉体的にものしかかる大変さもさることながら、想像していく方向とは違った結末に、まんまとやられた感。2026/03/06
KDS
7
中学受験を目指す塾に通う成績トップの唐木田多門が突然失踪。家出?それとも事故?まさか誘拐事件?同じ塾に通う子供たちの母親三人の視点で進んでゆくが、依然として行方のわからない多門の遺留品をそのうちの母親の一人が自宅で見つけてしまう。さらに誘拐を臭わす脅迫状のようなものを別の母親がこれまた自宅で発見する。まさか我が子達が多門の失踪に関わっている?疑心暗鬼に苛まれ、我が子を守るためなら隠蔽でも何でもする事を厭わないというそれぞれの親心が「修羅」と化す。ミスリードを誘いつつ思いもよらない真相に辿り着く展開が秀逸。2026/03/12
APIRU
5
苛烈な中学受験をテーマに据えた受験ミステリーであり、抜群のドライブ感、そして白黒反転するような意想外の真相によって一気に読み進めました。名門進学塾においてトップの生徒が行方不明になった事件。受験生の子をもつ三人の母親視点でストーリーが進んでいくのですが、受験における親としての懊悩や葛藤が、これでもかと言うくらい描かれています。慈しみと労りと励ましは、不満と焦燥と怒号へとすり替わる。その果てに明らかになる瞠目の真実。そして全体としては暗影に満ちたトーンでありながら、ラストは光に溢れておりその対比がまた鮮烈。2026/03/18
ジニー
4
★★★☆☆2026/03/13
みさき
2
ラストのシーン、すごく感動させられた。お受験をする子どもとその親たちが4組も出てくるから最後まで多聞くん以外ちゃんと覚えられなかったからもう少しその辺分かりやすかったら良かったかな。中学受験に絡むミステリ結構読んでるけど、大体の元凶って親なんだよねぇ。話が二転三転、オチも若干こじつけ感はありましたが概ね楽しんで読めました。2026/03/06




