文春文庫<br> 死の絆―赤い博物館

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文春文庫
死の絆―赤い博物館

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167924553
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

【中国でも人気沸騰の「赤い博物館」シリーズ最高傑作!】

京都大学・推理小説研究会時代から「犯人当ての名手」とその名をとどろかせてきたミステリー界の旗手、大山誠一郎による文庫オリジナル作品?

日本でもドラマ化された人気作で、中国でも人気が沸騰したあの話題の「赤い博物館」シリーズが文庫オリジナルでついに登場です!

【これら6つの事件の前代未聞のトリックをもし見破ったら、すごい!】

コミュ障でニコリともしない美貌の持ち主、犯罪資料館館長の緋色冴子警視。過去の事件の遺留品や証拠品、捜査資料の不審な点を鋭く見抜き、部下の寺田聡と共に再捜査に乗り出すが……。
著者渾身の力で紡がれた6篇をぜひ、ご堪能ください。

「普通の上司のようにあれこれ喋りかける必要がないので、気が楽」という聡と、訊き込みを強引に終わらせるクセが抜けない冴子の(息ぴったりの?)コンビは健在です!









【目次】

内容説明

コミュ障でニコリともしない美貌の持ち主、犯罪資料館館長の緋色冴子警視。過去の事件の遺留品や証拠品、捜査書類の不審な点を鋭く見抜き、部下の寺田聡と共に再捜査に乗り出すが…。未解決事件に仕掛けられた前代未聞のトリックをあなたは見破ることができるか?ミステリ6篇収録の文庫オリジナル。シリーズ最高傑作!

著者等紹介

大山誠一郎[オオヤマセイイチロウ]
1971年、埼玉県生まれ。京都大学在学中、推理小説研究会に所属。サークル在籍中は「犯人当て」の名手として知られた。2002年、短編「彼女がペイシェンスを殺すはずがない」でデビュー。2004年に『アルファベット・パズラーズ』を刊行、クールな論理の冴える本格ミステリとして高く評価された。2013年、短編集『密室蒐集家』で第13回本格ミステリ大賞小説部門を、2022年、「時計屋探偵と二律背反のアリバイ」で第75回日本推理作家協会賞短編部門を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

しんたろー

129
シリーズ3作目も、犯罪資料館館長・冴子が部下・聡と一緒に未解決事件を資料や遺留品から解き明かす6つの話。このシリーズは聡の目線で語られるので冴子の心情は伺えないが、クールなのに微かな人情を感じられるのが好き。各話が40頁ほどなので若干の雑さはあるが、簡潔明瞭に組み立てられていて本格ミステリを気軽に味わえるのも魅力。今回は『三十年目の自首』と表題作が特に好みだった。「冴子が事件発生時に関わっていたら、未解決にはならなかったな」と毎度思うが、それでは物語が成り立たないので(笑)無粋な事を言わず4作目を期待🎵2026/02/19

buchipanda3

94
シリーズ3作目。冴子館長の鋭すぎる推理力が相変わらずクセになる。警視庁の犯罪資料館に収められた過去の事件の証拠から未解決事件、時には解決済みの事件の真相を露わにするミステリ集。館長が導き出した構図は一見すると論理の飛躍のようで唖然となるが、彼女の無駄のない理詰めについ納得させられたりする。そして次、次の話をと求めてしまう。本篇の長さも丁度良い。部下には「人間というより、機械みたいな人ですね」とか言われたりするが、そこが彼女の魅力でもある。抒情性を一切排除する潔さ。今回はあとがきがあり、それがまた愉しめた。2026/02/04

オーウェン

59
シリーズとしては3作目。 過去の事件の遺留品が置かれている犯罪資料館の館長である緋色冴子の直感と推理。 6編の話であるが、そのどれもにテーマがある。 人質監禁をテーマにした「三匹の子ヤギ」。 単なる監禁ではなく犯人が自殺した点から、そこを殺人と断定する推理。 表題作は国会議員とホームレスが同じ部屋で死ぬという奇妙な状況の顛末。 そして冴子の若き日を描く「春は紺色」警察学校から変わらぬ雪女ぶりだが、ルームから備品がなくなったことを機に、ある人物の真意を見抜く推理。 今後も期待が持てるシリーズだ。2026/02/26

aquamarine

59
犯罪資料館館長の緋色冴子警視が過去の事件の資料や遺留品から不審な点を見抜き、部下の寺田聡と共に再捜査するシリーズ三作目。こんなところから?と思う気づかない小さな綻びから理詰めで真相を見つけ出すのは相変わらずで美しい。余計なことを…と思った「三十年目の自首」、被害者の素性を明かさない決意に背筋に寒いものが走った「名前のない脅迫者」、警察学校時代の冴子の話「春は紺色」が特に印象的。新しい試みができて最も本格ミステリの可能性を感じるという著者のあとがきに嬉しくなった。次作も是非。2026/02/07

さっちゃん

48
赤い博物館シリーズ第3弾。時効が成立した殺人事件の真犯人だと名乗り出た男「三十年目の自首」トランクに遺体を入れた車が事故で炎上。生き残った妻がトランクの男の正体を明かさない理由は「名前のない脅迫者」深夜のコンビニで強盗犯が自殺「3匹の小ヤギ」昔の事件の凶器が発見され、特命捜査対策室係長が冴子と再捜査を競いたいと言い「掘り出された罪」ホームレスと国会議員が同時に殺された「死の絆」冴子の警察大学校時代の話「春は紺色」/今回もフェアでキレキレ。寺田とも更に良いコンビに。どれも面白いけど表題作と最終話が特に好き!2025/12/17

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