文春文庫<br> 警視庁科学捜査官―難事件に科学で挑んだ男の極秘ファイル

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文春文庫
警視庁科学捜査官―難事件に科学で挑んだ男の極秘ファイル

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167922894
  • NDC分類 317.75
  • Cコード C0195

出版社内容情報

地下鉄サリン事件、和歌山カレー事件、ルーシー・ブラックマン事件……日本中を震撼させた凶悪犯罪に対して、科学的知識を駆使し、わずかな痕跡から謎を解き明かしてきた男がいた。刑事とともに捜査の最前線に立ち、「科学と捜査の融合」を志した日本初の「科学捜査官」が綴った、息をのむような戦いの日々と、貴重な歴史的記録。


【警察小説の第一人者・黒川博行氏 絶賛!】
「バイブルにして読まなあかんです」

第一級資料+傑作ノンフィクション


●オウムの科学を解明した伝説の男

この事実は、オウム真理教が生成したこの特異なサリンが、松本で使用されたものであることを証明する科学的な根拠になった。科学は嘘をつかない。しっかりと事実を突き詰めたとき、全ての説明に矛盾がなくなる。(本文より)

内容説明

地下鉄サリン事件、和歌山カレー事件、ルーシー・ブラックマン事件…日本中を震撼させた凶悪犯罪に対して、科学的知識を駆使し、わずかな痕跡から謎を解き明かしてきた男がいた。刑事とともに捜査の最前線に立ち、「科学と捜査の融合」を志した日本初の「科学捜査官」が綴った、息をのむような戦いの日々と、貴重な歴史的記録。

目次

第1章 オウムの科学を解明せよ―地下鉄サリン事件
第2章 憧れの科学捜査研究所へ
第3章 真の科学捜査とは何か―和歌山カレー事件
第4章 続発する薬物犯罪―ルーシー・ブラックマン事件
第5章 現場の捜査に科学を生かす―歌舞伎町ビル火災
第6章 犯罪捜査支援室の初代室長となる―東京駅コンビニ店長刺殺事件
第7章 警察庁出向から副署長へ―大阪幼児死体遺棄・殺人事件
第8章 生き甲斐を求めて―名張毒ぶどう酒事件再審請求

著者等紹介

服藤恵三[ハラフジケイゾウ]
1957年生まれ。東京理科大学卒業。警視庁科学捜査研究所研究員(1981)。地下鉄サリン事件でサリンを最初に同定。オウム真理教関連事件捜査に特別派遣(1995)。初代科学捜査官(1996)。和歌山カレー毒物混入事件(1998)、長崎・佐賀連続保険金目的父子殺人事件(1992・1998)、国立療養所医局アジ化ナトリウム混入事件(1998)、ルーシー・ブラックマン失踪関連事件(2000)など、全国で発生した多くの事件捜査に科学的立証の立場から貢献。現在、法律事務所の他、IT企業など複数社にて顧問・技術戦略アドバイザー、官と民による社会の安全と安心の仕組み作りに奔走。医学博士。最高検察庁参与。警察庁捜査支援分析業務検討会議参与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぼる

11
警察小説愛好家としては、有名事件における科学捜査の記述は興味を持って読んだが、著者の最も伝えたかったことは、あとがきに集約されている。2024/12/11

Mark X Japan

6
タイトル通り、科学の力で多くの事件に挑んだノンフィクションです。それだけではなく、科学によって捜査を近代化させた功績も大きいです。また、努力を継続する大切さも実感します。☆:4.52024/11/05

ウルトラマンマサキ

1
世の中には知らない凄い男がいっぱいいる。そんな気持ちを思い起こさせられる内容。オウム真理教事件の科学的な見地からの解明を始め、和歌山カレー事件や歌舞伎町のビル火災事件等、記憶に残るこれらの難事件の解決の核に、たった一人の男(筆者)が絡んでいたことに驚く。この人がいなければこれらの事件はまともに解決していなかったのだろう、と推察する。大谷翔平ももちろん凄いが、このような世に出てこない、スポットライトを浴びない地味な仕事を、自分のほぼ全ての時間を投じて行い続けて頑張ってくれている人に尊敬の念を感じてやまない。2025/04/15

kmori299

1
大変面白かった。一つ一つの事件についての記述はとても興味深い。前例にないことを嫌う警察という巨大な組織の中で、長期的にやりたいことと今自分がやるべきことが同じで無い時、やるべきと思ったことをやったがために長期的にやりたいことができない立場になってしまう、その鬱屈は想像できるように思った。どちらかが間違っているわけではないがゆえに、しんどいなと思った。2025/02/09

やー

1
初の科学捜査官とあるからどういうことだと思ったら科捜研とは別だそうだ。どこまで警察としての権限があるのかはわからないが、事件にまつわる話は面白かった。とくにオウムのサリン製作者が著者にだけ心を開いた場面は印象的だった。警察内での人事においては組織の邪魔が見えてうっとうしい。頭の良すぎる人にありがちだが、説明されても理解できないところも多かった。 やっぱり国のために努力できる人は強い。 2025/01/25

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