内容説明
売れないライターの熱川薫平はヤクザがらみの記事を書くため、元組長が経営する赤羽のゲストハウスに連泊する。そこにあらわれたのは頬に傷持つあの男。昭和レトロな古民家ゲストハウスで、男が作る絶品料理を堪能するが、取材ははかどらぬまま人生最大の窮地に陥って―ロングセラーの書き下ろしシリーズ、ついに第10弾!
著者等紹介
福澤徹三[フクザワテツゾウ]
1962年、福岡県生まれ。2008年『すじぼり』(角川文庫)で第10回大藪春彦賞を受賞。ホラー、怪談実話、クライムノベル、警察小説など幅広いジャンルで執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ツン
59
今回もおもしろい!なんとなく時事問題的なものが入っているところに、池袋ウェストゲートパークシリーズを思い出しました。2024/10/20
カブ
37
シリーズ第10弾。いつも美味しそうなお料理が楽しみですが今回も期待以上です。柳刃、火野も安心して見ていられる名コンビ。ずっと続いて欲しいシリーズです。2024/10/20
荒川叶
34
損得感情で動く人、二極化した考えでしか物事を考えられない人が増えてきた気がする 社会のため、誰かのために見返りを求めず行動できる人になりたい。全てをささげる事は無理でも少しの行動で誰かが幸せになったらいいなと思う。 昭和、平成、令和、どの時代が一番とかはなくてそれぞれにいい所、悪い所がある。でも寛容な社会であってほしい。自分しか見れない人にはなりたくない。 そっと誰かに手を差し伸べられる世の中になってほしいと願う 2024/10/15
まるぷー
28
赤羽のゲストハウスゑにし庵に薫平、芯太、ルミの若者3人が泊まる。そこへ、黒服の二人、柳刃と火野が同宿し、ゑにし庵の主人津久根をオジキと呼ぶ。薫平たちは不穏な思いをするが、数日間柳羽の料理に堪能。このシリーズ、料理とレシピをうっとりと読ませてくれる。話が動き出したのはルミの弟が行方不明になっていることと薫平が拉致されたことから。これからはスカッとする展開で半グレたちを退治。「懸情流水、受恩刻石」=かけた情は水に流せ、受けた恩は石に刻め、ずっしりした言葉を残す。津久根の正体もなるほどだった。2025/01/24
み
24
さくさくと♪ランチしながら読んでたら、食べてる気がしなかったです。ホント、どれもこれも美味しそう^ ^赤羽は行ったことがないので、むっちゃ気になります、センベロ^ ^2024/11/15