文春文庫<br> 最終飛行

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文春文庫
最終飛行

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  • サイズ 文庫判/ページ数 592p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167922627
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

本書の主人公、サン・テグジュペリにはらはらさせられ、どうにも私は心を鷲掴みにされてしまった。

             ――小林エリカ

『星の王子さま』は、なぜあの不思議な終わり方なのか?
謎を解く鍵は、作者の特異な人生にある――!


武器を積まない偵察飛行を繰り返した作家であり飛行士のサン・テグジュペリ。
最後のフライトで彼が見た光景とは……?
圧巻のラストをぜひお読みください!


第二次世界大戦下のフランス。
売れっ子作家のサン・テグジュペリは飛行士として
活躍。
だがパリがナチスに占領されるとアメリカへと亡命し、その苦悩の中で『星の王子さま』を書く。

やがて、念願の偵察飛行任務に復帰が叶うが……。

困難な時代の中で葛藤しながらも、信念を貫き行動し続けた姿を鮮烈に描く傑作長編!

解説・小林エリカ

内容説明

第二次世界大戦下のフランス。売れっ子作家のサン・テグジュペリは飛行士として活躍。だがパリがナチスに占領されるとアメリカへと亡命し、その苦悩の中で『星の王子さま』を書く。やがて、念願の偵察飛行任務に復帰が叶うが…。困難な時代の中で葛藤しながらも、信念を貫き行動し続けた姿を鮮烈に描く傑作長編。

著者等紹介

佐藤賢一[サトウケンイチ]
1968年山形県鶴岡市生まれ。山形大学教育学部卒業後、東北大学大学院文学研究科で西洋史学を専攻。93年『ジャガーになった男』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。99年『王妃の離婚』で直木賞、2014年に『小説フランス革命』で毎日出版文化賞特別賞、23年に『チャンバラ』で中央公論文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

miaou_u

11
読み終えて、あぁ、これが、サン=テグジュペリの『愛』のかたちなのだ、と思う。関わる人へ。愛する人へ。愛する祖国へ。その原動力、源泉はすべて、全身全霊でその身を投じることにある。星の王子さまのページをめくると目に飛び込んでくる『レオン・ウェルトへ』。誰かのために何かをしたい。誰かのために動かずにはいられない。作家としてただペンを振りかざすでなく、いちフランス人として、祖国のために身を焦がす。そんなサン=テグジュペリに涙が溢れてくる。最後の日も、まさにそうなのだ。(続きます↓)2024/09/21

汲平

5
サン・テグジュペリについては、フランスの作家で、第二次世界大戦時の飛行機乗りで最期は行方不明のまま、ということしか知らずにこの本を手に取りました。この作品がどの程度リアルなのかは分からないが、予想以上に嫌な奴だった。我が儘で、甘ったれで、自己顕示欲が強くて、女好き・・・思ってたのと大分イメージが違う。あんまり友だちにはなりたくないタイプ。それでも最期の煌めくようなエンディングは『星の王子さま』の作者にふさわしい幕切れでした。2024/12/05

心士二人

5
サン・テグジュペリの半生を描いた作品。作家でもあり飛行士でもあった彼がドイツ機に撃たれて帰らなかった事は知っていましたが、こんなに情熱的で行動的、エネルギーの塊のような方だったなんて!読み終わった後では幾度となく読んだ絵本「星の王子様」が違って見えました。彼が守りたかったもの。自分の国、フランス。自由や愛情や友情。死んだように見えるけれど、それは本当じゃないからね。重すぎるからこの身体を運んでいけないだけなんだよ。透明な光が溢れる世界へ。そして偶然にも今日、自分の愛する者がその世界へ旅立った。2024/08/29

Ryo0809

3
ナチスドイツに国を侵され、大混乱に陥るフランス。文人でもあり軍人でもあったテグジュペリの波乱万丈の半生を描く。文人としての才能はともかくとして、政治に対しても、戦わず口だけ達者なフランス人に対しても、ドゥ・ゴールに対しても、頑迷ともいえるほど態度は頑なであった。行動しないということが自他ともに許せない性格は、妻には愛と裏切りを繰り返し、常に理解者を求め、同僚飛行士の死に涙を流す。どうにも激情型の人格を持て余してしまう。ラストは、ドイツ軍に撃墜されるよりも孤高の死を選んだのか。美しすぎる終わり方であった。2024/10/27

ぷらった

3
星の王子さまが誕生した舞台。サン・テクジュペリはホモセクシュアルの作家だと思っていたが,そういた思い込みと大分違って,ここで描かれる彼は,妻との葛藤,女性と交遊があってなかなか愛すべき人物であった。しかも大柄な体躯の持ち主であった。どこまでが史実なのかは分からないが,この作家の筆致もスムーズで読みやすく,おススメの一冊。2024/10/08

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