文春文庫<br> わかれ道の先―藍千堂菓子噺

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文春文庫
わかれ道の先―藍千堂菓子噺

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167922474
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

藍千堂と百瀬屋の間で時ならぬ喧嘩が勃発!?
江戸の巷で話題になるほどの騒ぎをどう鎮めるのか。

いつになく元気がない伊勢総左衛門のために、晴太郎と幸次郎は二人の亡き父・先代清右衛門との思い出の食材、阿米弁糖(あめんどう/アーモンド)を使った菓子を考案する。
そんな折、百瀬屋が新たに雇った菓子職人が騒動を起こす。
腕はいいのだが傲慢な性格で、勝手に先代・清右衛門の菓子をアレンジし、百瀬屋の商売の流儀まで変えようとする。 お糸が激怒し職人を解雇してしまうが、仕返しに読売屋へネタを売る。
百瀬屋が藍千堂の菓子を盗んだ! 巷では「先代清右衛門を挟んで、百瀬屋対藍千堂の喧嘩が始まった」と噂になり勝手に食べ比べをする者が現れたり、一騎打ちの見立て番付が出るなど大騒ぎに。
百瀬屋と藍千堂が知恵を集めて思いついた解説策とは、果たして?

内容説明

いつになく元気がない伊勢屋総左衛門のため、晴太郎と幸次郎は阿米弁糖を使った菓子を考案する。そんな折、傲慢な振る舞いが目に余り、お糸に解雇された百瀬屋の菓子職人が逆恨みし、仕返しに読売屋へネタを売る。百瀬屋が藍千堂の菓子を盗んだ!江戸の巷で話題になるほどの騒ぎを、百瀬屋と藍千堂はどう収めるのか?

著者等紹介

田牧大和[タマキヤマト]
1966年、東京都生まれ。明星大学人文学部英語英文学科卒業。市場調査会社に勤務しながら、ウェブ上で時代小説を発表。2007年『色には出でじ風に牽牛(あさがお)』(『花合せ 濱次お役者双六』に改題)で第2回小説現代長編新人賞を受賞し、作家デビュー。いま最も注目される時代小説家である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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タイ子

90
阿米弁糖とは何ぞや?今では珍しくないアーモンドのこと。江戸時代に初めて目に、口にした料理人ははてさて何に使おうと思ったことでしょう。菓子司「藍千堂」兄弟の父親が残したと思われる料理本が「百瀬屋」に残っていた。それを参考にアーモンドを使ったお菓子を試作用する晴太郎たち。そして「百瀬屋」にも問題が起こる。新しく入った職人が傲慢すぎて、お糸に解雇された男は逆恨みで読売にある事ない事をリークする。さしずめ今ならネット拡散し放題ってとこか。収めることができるのもこの時代ならでは。お糸と幸次郎の道の先に幸せあれ!2024/08/21

のぶ

86
シリーズの六作目になるという事だが、自分は一作目と二作目を読んだあと間隔が空いてしまったので、前の事を覚えていない。新たな気持ちで臨んだが、江戸の和菓子屋のおいしそうなものが多く出てきて楽しむ事ができた。内容は傲慢な振る舞いが目に余り、お糸に解雇された百瀬屋の菓子職人が逆恨みし、仕返しに読売屋へネタを売る。百瀬屋が藍千堂の河岸を盗んだというもの。江戸の巷で話題になるほどの騒ぎを、百瀬屋と藍千堂はどう収めるのか?お糸が目立って独壇場という感じだった。お菓子の世界の奥深さを堪能しました。2024/07/31

初美マリン

84
こんなに専門的な菓子作り中心だったかなと思った。ストーリーの合間にあるくらいの方が読み安いように思われた。個性的な人々なのでもっとおさちや同心の岡さんが出てきてくれたほうがたのしかったかな。2024/11/07

真理そら

63
こんな職人が居るだろうかと疑問に思いつつ読了。『百瀬屋』再建のためにお糸が頑張っているのに、読売にあることないこと書かれて…。ただ、阿漕な父親のせいで傾いた上にまともな職人が残っていない『百瀬屋』をお糸が何とかするという設定には無理がありすぎる気がしないでもない。早く幸次郎の助力を仰ぐ方がいいのではとも思う。『藍千堂』はもう幸次郎なしでも大丈夫だろうし。2024/08/24

はにこ

61
わかれ道ってタイトルで、えっバラバラになっちゃうの?と思ったけどそういうことでなくて良かった。お糸が女将らしくなってきたね。伴次が最悪すぎたけど、追い出せて良かったわ。これで自信がなかった職人たちも力を合わせて頑張れそうね。何より、お糸と幸次郎の気持ちを伝えあったのが素敵。三人で二つの店をどう盛り立てていくのか楽しみ。2024/10/06

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