出版社内容情報
藍千堂と百瀬屋の間で時ならぬ喧嘩が勃発!?
江戸の巷で話題になるほどの騒ぎをどう鎮めるのか。
いつになく元気がない伊勢総左衛門のために、晴太郎と幸次郎は二人の亡き父・先代清右衛門との思い出の食材、阿米弁糖(あめんどう/アーモンド)を使った菓子を考案する。
そんな折、百瀬屋が新たに雇った菓子職人が騒動を起こす。
腕はいいのだが傲慢な性格で、勝手に先代・清右衛門の菓子をアレンジし、百瀬屋の商売の流儀まで変えようとする。 お糸が激怒し職人を解雇してしまうが、仕返しに読売屋へネタを売る。
百瀬屋が藍千堂の菓子を盗んだ! 巷では「先代清右衛門を挟んで、百瀬屋対藍千堂の喧嘩が始まった」と噂になり勝手に食べ比べをする者が現れたり、一騎打ちの見立て番付が出るなど大騒ぎに。
百瀬屋と藍千堂が知恵を集めて思いついた解説策とは、果たして?
内容説明
いつになく元気がない伊勢屋総左衛門のため、晴太郎と幸次郎は阿米弁糖を使った菓子を考案する。そんな折、傲慢な振る舞いが目に余り、お糸に解雇された百瀬屋の菓子職人が逆恨みし、仕返しに読売屋へネタを売る。百瀬屋が藍千堂の菓子を盗んだ!江戸の巷で話題になるほどの騒ぎを、百瀬屋と藍千堂はどう収めるのか?
著者等紹介
田牧大和[タマキヤマト]
1966年、東京都生まれ。明星大学人文学部英語英文学科卒業。市場調査会社に勤務しながら、ウェブ上で時代小説を発表。2007年『色には出でじ風に牽牛(あさがお)』(『花合せ 濱次お役者双六』に改題)で第2回小説現代長編新人賞を受賞し、作家デビュー。いま最も注目される時代小説家である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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