出版社内容情報
歴史時代小説には、吉川英治『宮本武蔵』、藤沢周平『?しぐれ』、宮本昌孝『剣豪将軍義輝』、葉室麟『あおなり道場始末』など、剣の修行を通して成長する若者を描く青春小説の系譜がある。
冲方丁〈剣樹抄〉シリーズも、この列に加わる作品である。末國善己(解説より)
地獄にとどまり、地獄を払えーー
大火を引き起こした「極楽組」首魁・極大師は水戸光國のもとに自ら降った。
柳生義仙と廻国修行の旅に出ている六維了助は、逃げた配下の3人を追う。
東照宮討ち入りの謀反に関東での切支丹集団の潜伏、松平伊豆守の影――。
絡み合う魔の手から光國と了助は江戸を守れるのか。
傑作時代エンターテイント完結!
内容説明
大火を引き起こした「極楽組」首魁・極大師は水戸光國のもとに自ら降った。柳生義仙と廻国修行の旅に出ている六維了助は、逃げた配下の3人を追う。東照宮討入りの謀反に関東での切支丹集団の潜伏、松平伊豆守の影―。絡み合う魔の手から光國と了助は江戸を守れるのか。傑作時代エンターテインメント完結!
著者等紹介
冲方丁[ウブカタトウ]
1977年、岐阜県生まれ。96年、『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビューする。2003年『マルドゥック・スクランブル』で日本SF大賞、10年『天地明察』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞、舟橋聖一文学賞、北東文芸賞を受賞し、第143回直木賞候補となった。12年、『光圀伝』で山田風太郎賞を受賞。16年、『十二人の死にたい子どもたち』で第156回直木賞候補、23年、『骨灰』で第169回直木賞候補。漫画の原作、アニメやゲームの脚本など、小説以外の分野でもその才能を発揮している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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